神仏合体の要はハーレム!?
― 登校 ―
俺はスケベジジィとマカナと一緒に空飛ぶ牛に乗って通学している。
サイモリ「まさかアサヒが邪神の臓器と肉をおかわりするとはのぉ…前はあんなに嫌がっていたんだがな」
マカナ「もしかして記憶を取り戻した影響とかでしょうか?」
アサヒ「なんか美味しく感じるようになったんだよね。ゲテモノでも慣れれば美味しくなるみたいな?」
サイモリ・マカナ「分からん…」
俺はサイモリとマカナから不思議そうな目で見られていた。
アサヒ「あ!そういえばスケベジジィに言わなきゃいけない事があったんだ!」
俺はメサプが邪神王と言ったり、俺をジョーカーと呼んだ事を伝えた。
サイモリ「ジョーカーについてはトモエから聞いたから分かるが、邪神王?聞いた事が無いのぉ。もしや大邪神に代わる新たな敵か?」
マカナ「しかし、何故邪神王なのでしょうか?」
サイモリ「さぁの、適当じゃね?」
マカナ「返答適当ですね…」
中学校に到着した時、スケベジジィは職員室へ行くので別れた。実は俺は戦いが終わったらマカナにマカナが虐待されていたのに綺麗事を言った事を謝ろうと思っていた。
アサヒ「マカナ、札取りのやつだけど…」
マカナ「謝らないでくれ」
謝ろうとしたらマカナに遮られてしまった。マカナは泣きそうな顔で俺を見る。
マカナ「アキナとトモエにも謝られたんだ。私が悪いのに…もう私のせいで苦しむ姿は見たくない」
アサヒ「あ、ごめん…」
マカナ「だから謝るな…」
― 下駄箱 ―
シュン「ほぉう。アサヒとマカナが一緒に登校とは意外な組み合わせだな」
ミドリ「そうね、札取りの事が嘘みたいね」
下駄箱に靴を入れていたら後から来たシュンとミドリに話しかけられた。
アサヒ「そりゃ、色々あったからなぁ…っておい。ミドリの方こそミネコと手を繋いでどうしたんだよ。お前達そんなに仲良しになっちゃって」
ミドリ「内緒よ。ね?ミネコ」
ミネコ「うん、ミドリ」
ミドリとミネコがお互い笑顔で向かい合っていた。
シュン「全く…俺を残して2人共変わるとは、これが陰キャの運命か…」
アサヒ「なんだなんだ寂しいのか?」
ミドリ「しょうがないわねぇ、ほら構ってやるわよ!」
ミドリがミネコの手を離す。
ミネコ「あっ…」
そして俺とミドリは悔しそうなシュンの肩を組んで、シュンのほっぺを軽く引っ張りながら一年二組へ歩いた。
アサヒ「うえいうえい」
ミドリ「意外にほっぺ伸びるわねー」
シュン「ひゃひぇひょ」
マカナ「相変わらず仲が良いな彼らは…ん?」
ミネコ「ミドリ取られた…」
マカナ「み、ミネコ、凄い怖い顔になってる…」
― 一年二組教室の廊下 ―
ガンッ!
アカリ「いたーーー!!」
ドアが思いっ切り開く音がした。アカリが一年一組の教室から出て来て、俺に指を指して走って来る。そしていきなり抱きしめた。
アサヒ「はにゃ!?い、いきなり何!?」
アカリ「アサヒ!速く緑のオーラを出しなさいよ!!」
アカリが怒りながら俺を強く抱き締める。
ミドリ「アサヒが私のオーラ出せるわけないじゃない」
ミドリは頭おかしい奴を見る目でアカリを見る。
アカリ「あんたの事じゃなくて色の事よ!!」
ヒマリ「いたーー」
ヒマリも一年一組の教室から出て来て、俺に向かって走って来た。そしてアカリと同じようにいきなり俺を抱き締めた。
ミドリ「両手に花!!」
シュン「ハーレムか!!初めて見た!」
前にアカリ、背後にはヒマリに抱き締められている。2人共顔が近過ぎる!!
ヒマリ「速く旭道三段になってよー」
アカリ「そうよなりなさいよ!」
アカリとヒマリが小さな胸を使って俺を揺らす。
アサヒ「ふぇ!?何でぇ!?」
トモエ「アカリとヒマリは旭道の影響を受ければ神仏合体が出来ると思っているのよ」
トモエとアキナが一年一組の教室から出て来た。トモエは落ち着いた顔をしていてアキナは元気いっぱいな顔だった。
アサヒ「え?何を根拠に?」
アキナ「ミツハ先生がそう言ってたの!」
アサヒ「ミツハ先生が?」
ミツハ「それは私が説明するわ」
今度はミツハ先生が一年一組の教室から出て来た。
ミツハ「アキナから神仏合体が突然出来るようになった事を相談されたの。どのタイミングで神仏合体が出来たのか聞いたら旭道三段を使用しているアサヒとくっ付いていた時らしいの。だから、もしかしたら旭道三段を使用中のアサヒとくっ付いていれば神仏合体が出来るようになったんじゃない?ってアキナに言ったら、それを聞いていたアカリとヒマリがアサヒを探し始めたのよ」
アサヒ「そんな訳ないじゃないですかぁ〜」
俺はアカリとヒマリに揺らされながら呆れていた。
ミツハ「そんな事ない。私はアキナを信じているわ。ねぇアキナ?」
アキナ「うん!アサヒ君と一緒にいたらね、こう気持ちがドカーン!!って強くなって妖量が炭酸みたいにシュワー…って消えて、その代わりに寿量がドォーン!!って大きくなったの!!」
相変わらずアキナの説明は分からん…
ミツハ「そうそう、アキナの言う事に間違いは無いわ」
アキナの説明に対してミツハ先生が腕を組んで頷いていた。
ミドリ「え?今のを信じたの?」
シュン「馬鹿だ」
ミドリとシュンが俺と同じように呆れていた。しかしミツハ先生はアキナの言う事を信じていた。
ミツハ「それで私、良い事を考えたのよ」
アサヒ「い、良い事?」
ミツハ「そう、夏休みにアサヒのハーレム合宿でもしようかと思うの」
一同「アサヒのハーレム合宿ぅうう!?」
一同驚いたがミツハ先生はニコニコして手を合わせていた。
シュン「じゃあ俺関係無いですねさようなら」
シュンが一年二組の教室へ入ろうとするが、ミツハ先生が素速い動きでシュンの肩を掴んで止めた。
ミツハ「何を言ってるの?シュンもアサヒのハーレムの中に入るのよ?」
シュン「俺にホモになれというのですか!?」
ミツハ「これも邪神に勝利する為よ。皆で神仏合体を出来るようにしましょう♪」
俺はミツハ先生に恐怖を感じてアカリとヒマリに目を覚ますように言った。
アサヒ「こいつスケベジジィよりヤバいぞ!アカリ、ヒマリ、惑わされるな!」
アカリ「神仏合体出来るようになるならなんだってやってやるわよ!!!」
ヒマリ「おーー!!!」
アサヒ「耳の近くでデカい声出すな!鼓膜が潰れる!」
駄目だアカリとヒマリは確実にミツハ先生にやられている。
シュン「ま、まぁサイモリ先生は反対するだろう。なぁミドリ」
ミドリ「え?ええそうね、きっとミツハ先生の計画は却下されて終わりよ」
シュンが引きつった顔でミドリに聞いて、ミドリも引きつった顔で答えていた。
アキナ「ハーレムか…トモエさんはどう思う?」
トモエ「勿論アサヒに触り放題だからとても良いと思うわ!!」
トモエがキラキラした目で答えた。相変わらずの変態野郎だ…
アキナ「あははぁ、本当にトモエさんはアサヒ君の事が好きなんだねー」
アキナはトモエの熱量に圧倒されて苦笑いをした。
サイモリ「駄ぁ目だ!!」
スケベジジィが突然プンスカ怒りながら登場して来た。
ミツハ「何ですか?嫉妬ですか?」
ミツハ先生が一気に機嫌が悪くなってスケベジジィを睨んだ。
サイモリ「そうじゃ!わしだってハーレムになった事無いんだぞ!!」
ミツハ「それは師匠が変態だからでしょ?あと口臭いんで近づかないで下さい」
サイモリ「酷い!!」
ミツハ先生の攻撃力の高さにスケベジジィが秒で涙目になった。しかし思わぬ援軍が来た。
ミネコ「わ、私も反対です!!」
マカナ「私も反対です。ハーレムは学校の風紀を乱します」
ミツハ「ミネコ!?マカナ!?」
ミツハ先生が軽くショックを受けている。ていうか反対意見が普通だろ、何ショック受けてんだよ…
サイモリ「ミネコ!?マカナ!?」
シュン「俺も反対だ!!世界が滅んだとしてもホモにはならない!!」
アサヒ「俺もだ!!名家のお嬢様のハーレムは俺にとっては荷が重い!!」
サイモリ「シュン!!アサヒ!!」
スケベジジィが涙目になりつつ嬉しそうに反対意見をした俺達を見た。
ミツハ「既にトモエとアキナからは賛成は聞いているから、5対5…」
サイモリ「いや、まだミドリがおる!!ミドリ、お前はどっちだ!」
全員がミドリを見た。ミドリは軽く笑った。
ミドリ「そうね、ここはミネコの味方になろうかしら」
ミドリがミネコに近寄った。
ミネコ「ミドリ…」
サイモリ「やったぞー!わしらの勝ちだ!さぁ、速くアサヒを解放しろ!!」
スケベジジィが喜んでアカリとヒマリに向けて指を指した。
アカリ「ぐ、ぬぬ…神仏合体出来るチャンスが…」
ヒマリ「負けたのなら仕方がないねー」
アカリとヒマリがガッカリしていたがトモエが叫ぶ。
トモエ「アサヒの身体を触り放題出来る機会を奪われてたまるものか!!サイモリ先生!!」
トモエがスケベジジィに指を指す。
サイモリ「なんじゃトモエぇ、無駄な足掻きだぞー?」
スケベジジィは余裕のある顔をしていたがトモエはクスクス笑い出した。
トモエ「反対で良いのですか?ハーレム合宿の宿泊先は海が近くにあるので綺麗なお姉さんが多く、ナンパし放題ですよ?」
サイモリ「合宿行くーー!!」
アサヒ・シュン・ミドリ・ミネコ・マカナ「こいつ裏切りやがったーーー!!」




