表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/96

第七十四話

「え? 【合成素材】? 聞いたことない」


「ですよねぇ……皆さんも何か知りませんか?」


 カリノはクランホームに帰ってくると、真っ先にユカに【合成素材】について聞いた。そしてその返答は、I don't(知ら) know(ない). だろうな、と思ったカリノはその場にいたカナデ、リエ、コルネ、アオイ、タキオン、クリスの六人に聞いた。従妹組は参加できない。イベントまでには来ると言っていた。


「むしろなんでユカが知らねえことを俺たちが知ってると思ったんだ?」

「ユカがアイテムに関して知らないことを、私たちが知ってるはずないよねー!」

「聞いたことならあるよー。それと物を指すかは知らないけどねー」

「アイテムに付いてる、ゆうんは分かるんやが、装備となるとなぁ。クリスはどう思うんや?」

「ええっ!? 私……も知らないけど……」


「……なんか一人知ってる人いなかった?」


 冷静にアオイがツッコむ。俺たちは、「「「ん?」」」と顔を見合わせた。そこでアオイは、「……はぁ」とため息をついた。


「……コルネは何て言ったの?」


「んえ?  聞いたことある、って」


 人の話はちゃんと聞いた方がいいな。コルネが言ってた。俺たちはちゃんと聞くことにした。


「これはフレンドが言ってたことなんだけどー、一部の装備品は、互いに合成させることができて、一つの装備になるらしいよ。フレンドもそれでいい感じの装備が出来てたし」


「ということは、定められた装備品を見つけて合成させることができる、ということか? それはまた探すのが面倒くさそうだな……」


「あ、それなら大丈夫だと思うよ。【鑑定】すれば知れるらしいから」


「じゃあユカさん。お願いします」


「あ、うん」


 ユカはカリノから装備品を受け取ると、【鑑定】し始めた。そして、『鉱物シリーズ』の相方となる装備が明らかになった。


「んー、『城壁シリーズ』……? あれ、聞いたことある」


「あ、それ、私の今着ている装備ですね」


「「「「「!?」」」」」


「あー言うとったな。確か、クエストをクリアしたら商人から貰ったんやったか」


「はい。まあそれはいいとして、合成、してみます?」


「「「「「「してみよう」」」」」」


 みんなから期待の眼差しを浴びるカリノ。「ううぇぇ……」と思いながらも、装備品を解除し、「【装備合成】」と呟く。すると、二つの装備が白い光の球に飲み込まれ、そのまま合体してしまった。

 光が収まっていくと、そこには一つの装備が。シンプルな造りでありながらも、防御力が高いんだなぁと思う見た目であった。黒い鎧を纏っているようだ。


「うっわぁお。マジで見た目変わったな。俺殴ったら手ェ痛めそう」


「幼女を殴っちゃダメでしょ」「馬鹿なの!? なんでこんなにかわいい子を殴ろうとしてるのぉ!?」「さすがにそれはあかんで」「ちょっとそれは……発想がだめだと思うわ」「全世界の女子とロリコンを敵に回した」


「そこまで言わなくても……」


 前もこの流れ見た。悲しい。俺は話題を逸らすようにカリノに話題を振った。


「そ、その装備の能力は見ないのか? 合成したから能力も上がってるだろ?」


「あ、確かにそうですね。見てみます」



『城塞シリーズ』


『不落ノ城塞』

【STR +10】【DEF +30】【AGI +10】

【破壊進化】

スキルスロット

【イージス】十五秒間、広範囲に【破壊不可】の結界を作る。クールタイム一時間。

【空欄】


『黒金剛石ノ小手』

【DEF +30】【TEC +10】

【破壊進化】

スキルスロット

【ロックアーム】腕を岩で構築する。クールタイム十分。

【空欄】


『移動要塞』

【STR +10】【AGI +20】【DEF +30】

【破壊進化】

スキルスロット

【キャタピラ】足をキャタピラ型で構築する。クールタイム三十分。

【空欄】


『牙城』

【STR +20】【DEF +20】【AGI +20】【TEC +20】【HP +20】【MP +20】

【破壊進化】

スキルスロット

【難攻不落魔王城】※使用不可

使用条件:特定のクエストの完遂

守護神(アテナ)】※使用不可

使用条件:特定のクエストの完遂


『破城大砲 STR 100』

【破壊不可】

スキルスロット

【破城の一撃】相手のDEFを完全に無視した一撃を撃ち放つ。クールタイム一時間。

【空欄】


『滅城ノ銀刃 STR 200』

【破壊不可】

スキルスロット

【瓦解】ナイフに触れた物質を強制的に瓦解する。クールタイム一時間。

【空欄】


「なんっだこのDEFに偏ったステータスは……。いや、確かに銃撃戦で勝てるかもしれんが……」


「んー? カリノちゃん自身のステータスはどうなの? それによるんじゃなぁい?」


「……DEFが著しく低い場合は安定した状態になる。でも、そんな人がこの装備を取れるとは思えない」


「あ、私のステータス配分はDEFに偏ってます。AGIも、必要最低限の5ですし。というか、装備品で結局上がるじゃないですか。だったら、極力痛くならないようにDEFを上げた方がいいと思うんですよね」


「は、初めてカリノちゃんが饒舌に……」


「というか、皆に見せたらええやん。それで解決するやろ」


「あ、そうですね」


カリノ

Lv40 ステータスポイント残り:0

HP 20/20〈+60〉

MP 10/10〈+40〉


【STR 25〈+30〉】

【DEF 75〈+110〉】

【AGI 5〈+30〉】

【TEC 5〈+30〉】


装備

  頭 『空欄』

  体 『不落ノ城塞』【DEF +30】【HP +20】【MP +20】【破壊進化】スキルスロット【イージス】【空欄】

  右手 『黒金剛石ノ小手』【DEF +30】【TEC +10】【HP +20】【破壊進化】スキルスロット【ロックアーム】【空欄】

  左手 『黒金剛石ノ小手』

  靴 『移動要塞』【STR +10】【AGI +10】【DEF +30】【破壊進化】スキルスロット【キャタピラ】【空欄】

  装飾品 『牙城』【STR +20】【DEF +20】【AGI +20】【TEC +20】【HP +20】【MP +20】【破壊進化】スキルスロット【難攻不落魔王城】【守護神(アテナ)

      『空欄』

  メイン武器 『破城大砲 STR 100』【破壊不可】スキルスロット【破城の一撃】【空欄】

  サブ武器 『滅城ノ銀刃 STR 200』【破壊不可】スキルスロット【瓦解】【空欄】



クラス専用スキル

【堅牢】・【籠城】・【反撃】


スキル

【凍結無効】・【火傷無効】・【束縛耐性(大)】・【呪法耐性(中)】・【硬化】・【重化】・【プロテウス】・【防御形態】・【超防御形態】・【防御形態】“重”“硬”“抗”“絶”・【超重力空間】・【超麻痺空間】


「多分みんなが思ってることを俺が代弁するが……合計DEFが185とか、マジで言ってる?」


「……HPも80……つまり、800あるからなかなか削れないと思う」


「えっと……メイン武器の『破城大砲』って、もしかしてロケットランチャー? じゃないとSTR100とかでないと思うんだけど。スナイパーを除いて」


「はい。ちょっと大きいですけど、ロケットランチャーです。大砲って名前についてますし」


「一先ず、カリノという難攻不落のナニカが生まれたのは間違いなくなった」


「その言い方酷くありません? アオイさん?」


 それぞれの個性が伸びていく〈魔王軍〉で、自分のすべきことをしよう、と考えるカナデであった。

ユニーク装備は基本的に譲渡不可ですが、生産職に渡すときや、特殊なユニークならば譲渡できます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ