第84話 バンダイパイセン、チィーッス!
たぶんいま書き始めてもそれなりにはなると思います。でもそれっていつもと同じくらいの面白さ。全世界で10人くらいが面白いって言ってくれる程度の。
処女作ですら100人は面白いって言ってくれました。次こそは狙います、処女作超え。
ああでもないこうでもないを続けていて、実はかなりインパクトのある第1話が組み上がっていたんです。
「フフフ、これで目にものをみせてくれるわ。来年の夏を楽しみにしてろやぁ〜、バンダイさんよぉぉ〜」
ところが。
バンダイさんったら先回り。おれごん渾身のアイデアを脳から抜きとる超ファインプレー。
「パイセン……まじっすか……」
これ、来夏に発表しても二番煎じですよねえ。おれごんがすでに思いついていたとはいえ、映像として世に送り出したところから逆算したら余裕でパイセンの方が先。
なんだか多くないですか、おれごんのこの展開。主人公の名前はかぶるし、アイデアも、話の展開もかぶってかぶってがぶり寄り。
でも、まあ?
それほど気にしなくてもよい?
新幹線などはずいぶんとこすってる。
古くはダイアクロンのトレインロボを、トレインボットとしてトランスフォーマーで再利用。勇者シリーズのウルトラレイカーやマイトガイン。現代ではシンカリオン。新幹線さんざんこすってる。
チェインバーとの別れはまんまスペリオルガンダム。
主人公機の途中交代劇。
胸のライオン意匠。
グレート合体。
秘密基地。
変形。
いえ、後半は様式美、あるいはおもちゃの販促のためですけども。逆に言えばおれごんのも過去作の販促になる?
それに、いまさら少しネタかぶりしたところでなにを臆することがありましょうか。これでもかと、巧みなお話でねじ伏せてやったらいいんです。『あれをマネしたな』と思われても、本人は自力で発想したのを覚えていますし、なにより面白ければ判定勝ち。
でもインパクトが激減したのは否めません。出来上がった小説は当のバンダイさんに提出するんですから、自らの映像作品の二番煎じを持ってこられても反応に困るはず。
これは練りなおしですぞ。
というところで今年が暮れてゆきます。なんにもいいところのない年でした2024年は。おそろしい、思い出したくもない年。
来年こそはよい年にしましょう。世はこともなく、おれごん家も安泰、ロボは買え、ダイエットは成功し。そんな未来となりますよう。




