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変人おれごん未来の、第5作執筆もよう悶々エッセイ  作者: おれごん未来


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第83話 サインはOregon

 いよいよ第4作は決着の回、そしてあさっての26日に完結します。

 最終話まで読まれた方はどのような感想を抱くのでしょうね?

 徒労?

 感動?


 地の文の一切ない、実験的だけどまじめなゴルフ小説。お粗末さまでございました。





 さあ第5作に集中です!

 おれごんがこれほどまでに第5作に心をくだいているのは、わたしが満足するためだけではありません。次こそぜったいに読んだ人をうならせる。これを是が非でも達成するために。

 願わくば同人の枠を超えるほど、広く読まれたい。そのわっしょいわっしょい感を目にしたい。それこそが最高の賛辞、これを得たいと願って。


 本当の目的はもう口にしませんよ。過去のエッセイで耳タコでしょうから。とにかく眼前の目標を実現さえすれば、道はおのずとそこまで続いているから。


 なぜおれごんが、そろそろこちらも耳タコになりそうなことを繰り返し自分へ言いきかすようにつぶやくのか。それは小説家志望の作者さんが書くエッセイ集『夢みるかかとにご飯つぶ』を読んだから。


 あれほどよいバズりをし、あれほど知名度があり、あれほど丹念な文章をつむぐ人ですら小説家になることが叶わない。それほど難しいことにわたしたちは挑戦しているのです。これほどに険しい道。


 1冊をまるっと拝読して感じたのは、結局のところどんな作者であれ表舞台に立つにはまず、編集者さんを倒すこと。星の数ほどの作品に触れてきた編集者さんを、です。


 感動したでも意表をつかれたでもいい、過去のどの読書体験とも異なる可能性を示す。してやられた、と感じさせることができたとき、初めてわたしたちの勝ちです。

 世に広く問いたいと思わせる、あるいは、これで利益がでると信じさせる。この作者に価値があると認めさせること。


 それは10万字が終わったときでは遅い。すなわちきわめて冒頭で。なんなら書き始めの数行で。ワクワクさせる。わたしたちが少年ジャンプの新連載第1話に求めていることと同質のものです。

 他人(他の創作者さん)に対して求めるものならば、自作も備えていてしかるべき。今回はこだわると誓った。だからこんなにも苦労しているのです。


 マンガで例えれば、何度もネームにボツを出している段階。このままペン入れして雑誌に投稿しても入選しない。

 せめて自分だけは絶対の自信で。当落にドキドキじゃなく、コメントどうしようとか、サイン考えなきゃとか心配する程度には高い完成度の。


 あ。


 おれごんは痛い子なので、すでにサインはあります。処女作が『カクヨム金のたまご』に選出されたとき、これはもうデビューでしょと勘違いして、それで。


 カクヨム金のたまごとは、月に8作品ほど取り上げられる、これから人気が出そうな新作を編集者さんがピックアップして紹介するもの。

 調べると、前月の作品はどちらさまもサクセスルートに乗っていて。どんどん読者さんの流入が起き、どんどん読まれて。てっきりおれごんもそのルートに乗れるものと。

 そんな未来はきませんでしたけども!


 まあでも、あれぐらいの自負が持てるほどに新作はしたい。

 いえ、違いますね。いつもそう思っている、いつも謎の自信がある。痛い子おれごん。

 第2作も、第3作も第4作もそうでした。受賞まちがいなしと。なんの根拠もない自信。


 自己肯定感。楽観主義。いま読み返しても『面白いじゃない。どうして人気出ないんだろ?』などと本気で思う始末。


 ん?

 そんな甘い自己評価で、どう作品をブラッシュアップしていくつもり?


 結局、どんなに気張っても?


 いいんです、全力を出そうとしているだけなので。たとえ無駄なのだとしても自分だけは納得したい。自分だけは我が子を認めてあげたい。いつも考えうる最高のかたちでお出ししたい。


 夢みるかかとにご飯つぶ。おれごんもしょっちゅう足の裏にご飯つぶがつきます。作者さんとは似たような生活環境なのかも。

 それでいいみたいなんです。ご飯をつけたまま書いていていいんですって。そうやって書き続けて、いつかぜんぶの負債が戻ってきたなら。


 いいですよねぇ〜。

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