第75話 おれごん、老後を考える
書きたいことがありすぎて、あるいは、書いても書いてもアイデアがあふれてくる、なんて言葉を目にします。書いたら次、書いたら次。
うらやましいかぎりです。おれごんにはこれっぽっちも書きたいものがありません。いまのロボが終わったらもう何も、残らないのではと本気で。
いっそやめちゃってもいい。
また戻ってきてもいい。
ひとつ構想があるのは、処女作をリメイクして筆を置く、です。よりよい状態にして残したい。
遺したい、かもしれません。たぶんおれごんはあと20年ほどしか生きないと思うので、そんなには遠い未来ではない。そう考えると、人生なんて案外短いものですね。
わたしの両親なんて秒読みが始まっていると断言してもいい。どんな心もちなのでしょうか。折があれば尋ねてみたいものです。また変人と言われそうですが。
いつかやめたとして、年金をもらうようになってから書く、なんてのもいいかもしれません。悠々自適に物語をつくる。とても素敵な老後です。
いまって、やらなきゃいけないことが多すぎるじゃないですか。それがやっとひと段落するのが定年退職。
登山や旅行、ボランティア活動などに精力的に乗りだすシルバー世代をよく目にします。自身がそうなったとき、おれごんは本腰を入れて筆をとりたいと思います。
そう考えますと、鳴かず飛ばずもなかなかどうして、味わいのあるものになるから不思議です。今はまだ修行中なんですね。
そうなるまでシームレスで続けるのが理想。
はてさて、どうなりますやら。




