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変人おれごん未来の、第5作執筆もよう悶々エッセイ  作者: おれごん未来


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101/152

第101話 練り太郎

 今まで積み重ねてきた7万字くらいをぜぇ〜んぶ捨てて。

 いちから書き始めました。


 いえ、より正確には、それら7万字を土台にして、新しく始めたのです。たとえるなら、テレビ版マクロスを土台にして、愛・おぼえていますかを作ったような。


 主人公は役割を脇役に変えて。

 新たな主人公をすえ。

 第1話を華々しくかざる決め技を単なる移動手段に格下げして。

 敵味方入り乱れる活劇は省略、だってなんの思い入れもない集団が雌雄を決する場面なんか無味。

 卵から孵って大暴れするはずの怪獣は、いっそ卵のまま粉砕。


 いや〜、すっっっっきりした!!!!


 どうですか、これがおれごんの練り。

 うち捨てた中に宝くじの当たり券が入っている可能性に後ろ髪ひかれつつ、しかし泰然と進みます。こちらこそが正しい道と信じて。


 だって新しい方がおもしろい。

 それぞれ思惑のある陣営がぶつかる戦争は、もうずいぶんといろんな作品で描かれてきた。ここでまた素人書き手が出ていく幕はない。だったら目新しさを求めねば。


 どうしてこのような事態になったとお思いです?


 ひとたび書き出せば、単純の国の民おれごんは『うむ、これが正答』とか、したり顔で言っちゃうじゃないですか。

 そうして完成した物語があれば、もったいない精神のおれごんは『まずまずだからこれでいい』とか、コソ泥みたいなひきつった顔でつぶやいちゃうじゃないですか。


 だから今までずっと詳しく書いてこなかった。はっきりとした手応えがなかったので。アイデア出しだけして放置してた。

 っとと、アイデアだけで7万字とか、恐ろしいですね……。


 今回のものもイマイチと判断したならまた捨てます。だって7月まではあと半年もある。愛とわだかまりとストレスと、憧憬と嫉妬と感謝をこめて、練って練って練り太郎してやりますよ。

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