ギルが選んだもの
ギル「僕が手に持っている両方の珠。両方とも飲み込んだらどうなるのですか?」
シャマシュ「それは良くない。ギルガメッシュよ。お前の肉体は1つである。一つの肉体に2つの魂珠を入れると肉体のキャパシティを超え、精神は冥界に落ちるのみである」
ギル「どうすれば冥界に落ちず、両方の力を手に入れられる?」
シャマシュ「これは困った。どちらかを選ばなければならない」
ギル「ファラオを見た。人であり神ではなかった。ウルクの王もそうである。これからの未来、人間でも神でもある我なら、さらなる高みに上れよう。可能ならば両方の力を」
シャマシュ「ギルガメッシュ。お前の望みはわかった。ならば両方飲んでみるがいい。万が一、お前の意志が強ければ、両方の力をコントロールし、冥界には落ちずに済むかもしれんぞ」
ギルは、目をつぶって両方の珠を飲み込む
ギル「うぐっ」
ギル苦しみだす
ギル「ぐわぁぁぁー」
ギルは口を開け、白目をむいたまま空中に投げ出される。
シャマシュ「ギルガメッシュよ、冥界に落ちたら案内人としてエレキシュガルの元に責任もって送り届けよう」
そのとき、息子の絶叫を聞いた父と母が見晴らし台に駆け上がってくる。
ルガル「何があったのだ!?」