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首取り物語:北条・武田・上杉の草刈り場でザマァする  作者: 天のまにまに
★★北条氏康君の最後だゾ★★

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越後

遂に正影君も堕落していた!!

良きかな。


「殿!おふざけが過ぎましょうぞ! 物語の混乱を鎮めるために6800文字もかかり申した!!」

「え~~。2話に分ければいいじゃない! と、智円のあにさん外交してきて~」

「相手は誰でござろう。行ける場所なら行き申すが……」

「21世紀の日本という国の作者という人~」

「はてそこには如何様な手段にて」

「あと470年くらいさ、穴掘って寝ていると誰かが埋蔵文化財と間違って掘ってくれるって……あ、世界線が違うから無理かぁ……」


 明後日は休日なので、投稿は午前11時になると思います。


 2009年6月16日:個人ブログ群馬歴史散歩


 【謙信道を通る】


「……上杉謙信は武田信玄との戦いに備えて山岳地帯を通る幾多の道を作った。


 群馬県内に関係するものだけでも、信州から嬬恋に抜ける毛無峠と草津を通る山田峠、越後から上野国に抜ける清水峠がある。


 特に清水峠は謙信の越山と言われる、関東への通路として重要な役割を果たし、後に大胡政賢との……」




 1555年10月上旬

 上野国法師温泉

 長野政影



「ど~お? 政影くん。今度、おまっちゃんと2人でここの温泉に長逗留してしっぽりと過ごすのは~? はにいむうん! 」


 殿がニタニタしながら某を揶揄からかう。

 今年8月、某は祐筆のまつ殿と祝言を上げた。

 その……なんだ。同じ部屋にて仕事をしておると気になっていかぬ。

 おまつ殿も少々ではあろうが、某に気が……気のせいか。

 それに気づいた殿と楓様が半ば強引に事を進め、気が付いたら夫婦めおとになっていた。

 楓様に言わせれば、おまつ殿もまんざらではないとの事。

 ホッとするとともに、殿の囃し立てには閉口している。

 「相思相愛。恋愛結婚! 羨ましくもあるけど、これからが大変だよ。相手の欠点が徐々に……あ痛っ! もうっ、かえでちゃん痛いなぁ」

 などと、事あるごとに囃し立ててくる。


 殿はちゃぷちゃぷと湯を掻きまわしたり両手で掬ったりしながら皆と話している。

 今度、ここに一軒宿屋を作ろうとの話だ。

 現在は川原に近い場所に石で囲った簡素な湯殿があるだけだ。

 それに宿坊を設けて長逗留も可能にするという。

 この清水峠を越す際のひと時の癒しとなろうということだ。


 この露天の湯には今、殿と某、伊勢守様、磐梯屋藤兵衛の4名で入って体をほぐしている。

 この後、随行者が順に入湯することになっている。


「殿。此度の上洛。相当な危険が在りまする。我らも心して掛かりますが、殿に置かれては保身に十分にお気を配りますよう家臣一同お願い申し上げまする。

 既に大胡は様々な敵を作っておりますれば、何時如何なる場所にて襲撃の手が襲い掛かるやもしれませぬ」


 伊勢守殿が真剣な口調にてお諫めする。

 最近は殿も以前とは違い保身にも気を配り、配下の側仕えを手練れの者に替え、御庭番、鬼喰ひどくみ役を配置した。

 

 武田とその同盟国である今川の領土を通らず上洛するには、どうしても越後を通らねばならず、また、上杉家放逐をどう思うか定かならぬ景虎殿との膝詰め談判もせねばということで、越後へ向かっている。

 よもやとは思うが、事と次第によっては越後を通ることはできぬかもしれぬ。

 去年大胡に大損害を与えられた堺・西国商人とは、ほぼ戦はないが冷戦状態。

 彼奴らの手がこちらの手より長く素早いとなれば、そのまま生きては帰れまい。


 此度の上洛の随行は以下のようになる。


 ・側仕え筆頭の某他、側仕え2名。

 ・磐梯屋一行5名。

 ・護衛筆頭の上泉伊勢守殿、護衛に親衛隊から宮川殿他12名。

 ・鉄砲得手の者20名。それに弾薬詰め役を兼ねる輜重隊員20名。

 ・こんぱうんどぼうの名手の女子2名と、草である女官2名。

 ・鬼喰ひ兼くつわ持ち、槍持ちなど6名。

 ・石堂殿と配下4名。

 ・そして50名に及ぶ各分野の修行予定者と、人材勧誘係。


 総勢126名となった。

 50万石の大大名としては少ない方であるが、戦闘力では引けはとらぬはず。

 他にも、前後左右に配下の素ッ破が20名以上が警戒に当たる。


 お湯を掌で作った水鉄砲で皆に引っ掛けながら遊んでいた殿は、伊勢守殿の言葉におおきく頷き勢いよく立ち上がり、脇を流れる谷へ向かって指を指して叫んだ。


「では、いざ越後へ参る! 」


「殿、そちらは大胡ですが……」


 殿は目眩めまいがしたのか湯に当たったのか、ふらふらと腰から湯にまた逆戻りして皆を慌てさせた。

 このドジさで、どれだけ皆が明るく過ごせるか。

 深刻な時ほど思い知らされたが……手がかかるのは某が引き受けよう。

 大胡は明るくあらねば大胡ではない。




 1555年10月中旬

 越後国春日山城

 長尾景虎


 先週越中の戦場から帰着した儂の所へ客人が来た。


「へぇええ。断酒始めたんだぁ。大変だねぇ」


 昨日、上野国から参られた大胡殿が馴れ馴れしく儂に向かって言う。

 儂を笑いながら転げまわっているが、それも悪くない。

 戦に明け暮れ、今は亡き宗滴殿と呼応した先の越中での戦が不発であったことによるイラつきを紛らわすのにはちょうど良い。

 酒を飲まずに過ごすには余興も必要だ。


 先ほど、「地を出すね」と言い、この砕けた口調・態度となった。

 驚いたが悪くない。

 そればかりか「好ましい」。

 儂の周りは固い奴ばかりじゃ。

 ぴんっと張りつめていることは儂の性に合っている為、ずっとその様に生きてきた。

 周りの者もそれに合わせていたのであろう。

 少しはこのような時を過ごすのも良きもの。

 今宵はお互いに腹を割って話そうと取り決めたのでなおさらだ。


「もう断酒し始めて2か月?

 凄いね。並みの男じゃできないよ~。

 大分毎日飲んでいたんでしょ?

 急にやめるのは辛いよね。

 御山ひえいざんのとあるお坊さんが断酒しようとして「1日5合まで」とか言っちゃって失敗したとか、しないとか」


 儂はやると言ったら必ずやる。

 それが漢ぞ、と答えておいた。


「で、政賢殿は此度の上洛、帝と将軍家に拝謁されるのか? 」


 当たり前のことかと思うが、この政賢という男。

 関東管領である上杉憲当を上野国から放逐した男だ。

 まあ、関東管領を敗死させた父親を持つ儂が言えた義理ではないが。

 このような機会を得て拝謁をしないとなどと、常識では考えられぬが、まさかと思いながらも聞いてみた。


「帝にはもういっぱいお世話になっちゃっていますから、御簾みす越しにではなく、手を取ってぶんぶん両手でしぇいくはんどして抱き着きたい気分♪ 無理だけど。あはっ」


 時たま、儂には分らぬ言葉を使うが、政賢殿が先に断っていた為、驚かないが並みの者では相当尻込みするであろう。


「あとは……、将軍家ねぇ。実のところまだ決めてないんだ。

 景虎ちゃんに会ってから決めようと思って」


 儂に?

 儂の応対如何で拝謁を決めるとは、なんと不敬な。

 今にも席を立ち場合によっては切って捨てようという気を放った。

 儂の鋭い気を当てられたがそれを何とも思わずこの男はこう言いおった。


「景虎ちゃんは足利の世が、幕府が未来永劫続くと思っているの? 」


 何を言うておる?

 続くとは思わぬが、今消え失せるとも思えぬ。


「知っていると思うけど、先の鎌倉殿の幕府は250年と持ちませんでした。

 足利尊氏公の開いた幕府は既に240年。

 北条の執権政治の最後はご存じの通り、ぐだぐだだったよね。

 今の足利の世もぐだぐだ。

 もし建て直すとしたら大変だよ。

 唐国からくにの歴史でも大体250年もすると一つの王朝が終わりを告げているね。

 この流れに誰が逆らえるのかな? 」


 儂もいつかは、幕府は廃れると思うておる。

 が、今は使えよう。

 皆が敬っているうちは権威として使える。

 だから儂もそれを敬い、世を味方に付けて大義名分を手に入れる。


「わかっておる。

 が、世の殆どの者が認識しておらぬであろう。

 だからまだ潰れぬ」


「じゃあ、もしもだよ。

 その認識が一般的になったらどうよ?

 もう、すぐにぐしゃって潰れそうなんだけど」


 そううまく潰れはすまい。

 必要とするものが居る。

 儂もその一人じゃ。

 関東管領の職が要る。


「今はそう思えないと思うけど、鎌倉殿の富士川、義仲公の倶利伽羅峠の戦い。

 尊氏公の湊川の戦。

 一つの戦いが一気に世を動かしますよね。

 後世の歴史家は、足利の世も【ある一つの戦い】から終わりへの坂を転げ落ちていったと、言うのでしょうね」


 まさか、その戦いが昨年の桃ノ木川の戦いだというのか?

 ……確かにあの戦で一気に大胡は、この戦の世で有力な大大名として注目されるようになった。

 だが、周りの武田・今川・里見、それに儂の長尾。

 多くの大名に囲まれているではないか?

 とてもではないが、まだ峠を越えたと言い張ることなどできまい。

 愚かな。


「いやいや。まだだよ、まだ。

 北条という大勢力が消え去ったことで、誰かが損をし、得をする。

 ここが思案の為所しどころよん。

 均衡が崩れた。

 さあ、景虎にゃんは一人でいる?

 それとも誰かと手を組む?

 どんな権威と結びつく? 」


 機会は誰にでもあるということか。

 政賢殿はそれが自分だとは言っていないか。

 だから、儂と手を組むかと聞いておるのか?


「ここへ来る前にさ。

 清水峠越えてきたんだよね。

 あそこ越えるの大変だなぁと。

 そこで長尾家の身になって考えてみました。

 何処へ広がっていくのが効率的なのか。

 国衆を食わせるには領地広げないとね。

 だから豊かな土地が欲しいだろうって。

 そうなると上野攻めちゃうなって」


 そうなろうな。

 だから今、上杉憲当殿の進退伺しんたいうかがいを京の将軍家に出している。

 それと共に関東管領職を儂に譲らせようかとも。

 それを以って関東に討って出る。

 今の方針はこれじゃが、このことを察知していると見える。


「信濃への大義名分はもうあるよね。

 村上を始めとした国衆の本貫地奪還。

 そして帝の綸旨。

 しかし信濃は肥えていないし武田の晴信くんが意外としぶとい」


 そう、あいつはしぶとい。

 踏み込むと逃げる。

 こちらが隙を見せると突いてくる。

 これの繰り返しだ。


「そして陸奥国に出てもやはり肥えていない割にしぶとい。

 最上とか伊達とか、なんか戦いたくない奴らばっかだし。

 だからきっと一番攻めやすいのは越中だと思うんだ。

 越後と同じくらいお米取れそうだし、有力な大名いないし」


「だから儂に越中への侵攻を勧めているのか?

 それは越後長尾家と越中一向宗との対立を踏まえての発言か?

 確かに大胡殿は手強かろう。

 じゃがそれだけ上野国は肥えておる。

 晴信殿と里見殿と手を組み、周りから一気に攻めるという手もあろう」


 政賢殿は、うへぇと言いながら仰け反り、両手を前へ伸ばし掌をこちらへ向け押しやるようなしぐさをした。


「それ困っちゃうなぁ。

 だったら僕も必死になって外交しちゃうよ。

 その3人のうちだれか1人を引き込みます!

 里見ちゃんかな?

 それとも逆に晴信にゃんと手を組んで越後攻めちゃうかもね」


 脅しの応酬となったな。

 まあこれも「悪くない」。

 心地がよい。


「そしてちょっとこみ入った話になるけど……

 堺から手が伸びてない?

 大胡をやっつけちゃえとか。

 武田と手を組めとか。

 その前渡しで何かを送られたとか。

 例えば鉄砲」


 なんと。

 既に納屋から鉄砲500丁の納入したことを掴んでいるか。

 あれだけ秘密裏に事を運んでいたが、相当大胡の草は優秀と見える。

 武田にも600丁を超す鉄砲とその訓練に必要な煙硝が援助されているとの情報が軒猿から入っている。

 どうやら大胡と堺は相容れぬようじゃな。

 堺は大胡を本気で潰しに掛かっている?


「氏康くんの首上げるのに、こっちも必死だったので禁じ手に近いことやっちゃって、皆様にご迷惑をおかけしました。

 越後にも大変な迷惑を掛けちゃったんです。

 直接的な指示は出してないんだけどね。

 結局僕がやったと同じ事になっちゃいました。

 ごめんなさい。

 それから越中のことはちょっと当てがあるんだ。

 きっと欲しがっている関東管領職も。

 これから京へ上って、外交してくるからその結果を見てまた考えてよ」


 政賢殿の言っていることは、堺の納屋から伝えられた「多くの大名が損害を被った貸付け書」は、東国の商人の組合が作ったというものだろう。

 その背後には大胡政賢がいるという。

 やはり真実であったか。


「頭をお上げなされ。儂は怒ってなどおらぬ故。

 どのような謀もこの戦の世では当たり前。

 先ほど其方が申しておった、常在戦場という言葉。

 感心いたした。

 全てが戦場であるな。

 だから今回は皆が負け申した。

 儂には救いの手を差し伸べておったのか?

 それを見越しての外交か。

 蔵田屋の負債肩代わりはお主の差し金か? 」


 あの騒ぎの後、1か月経って上野国が平穏に戻った際、蔵田屋が長尾家の負債をすべて肩代わりをすると言ってきた。

 御用商人としてのケジメをつけると義を通した。

 流石は東国一の豪商、と思うておったが、これは大胡の長尾への足止めが終わったからなのか?

 それならば納得がいく。


「そういうわけではないんですよ。

 これ戦だから。

 でも蔵田屋さんが御用商人として義理が立たないと言っててね。

 真面目だな~、あの人。

 僕も本来ならば、敵対する意思のない勢力には迷惑の掛からない手段を取りたかったんだけどね。

 先の禁じ手は方法的に無理だったんです。

 勝手に皆に売っちゃう人がいるから統制は取れないんですよ。

 だから負債を返せる仕組みだけは作っておきました!

 それを使っての返済だと思う」


 結局、銭で武田と長尾の足を止めたか。

 ついでに武田には巨額の負債を抱えさせた。

 なんという強かさ。

 商人あきんど顔負けじゃな。

 そうか、だから堺が敵に回ったのか。

 自分のしのぎを侵されると思ったか。


「だから今、東国の商人と西国の商人が戦いを始めたんですよ。

 長尾家の御用商人、蔵田屋さんは勿論東国側。

 東国商人の本拠は厩橋と大胡、これからは多分、那波か和田になると思います。

 そことの戦いに巻き込まれるのが今後の東国大名なんですよ。

 だから越後長尾の動き次第で、大胡は将軍家に会ってその支持を受けるか、無視してその背後にいる商人と敵対するかを決めないと」


 訳が分からぬ。

 将軍家の後ろに商人?


「足利将軍家、というよりも細川管領家は堺の商人と持ちつ持たれつ。

 そのどちらかがいなくなれば共倒れなんですよね。

 将軍家に拝謁することは細川管領家に膝を屈し、ひいては堺の商人の影響下に置かれるのと同義。

 これらを一人で相手にするのはきついんです。

 で、当面、軍事でぶつかる相手を減らさないといけない。

 堺の狙いは長尾と武田に手を結ばせ、大胡を攻めさせることなんじゃないかな、っと」


 納屋がまさにそれを言うてきた。

 同盟の斡旋までするとか。

 

 あの晴信と手を結ぶのか、と、いやいや聞いていたが、そういう裏があったのか。

 裏に細川管領家や本願寺がいたと。

 儂も関東管領として東国を支配しようとしていたが、管領家や本願寺の思惑と一致していたのか。

 大胡を叩くと。

 儂は三好と将軍家のことしか見ておらなんだ。


 では……


「関東取って、何が目的?

 その後は?何のために生きるの?

 それを聞きに来ました。

 それが一致すれば、手を結べるんじゃあないかと思ったんだけど、どう? 」


「政賢殿の目的は何じゃ?

 何処へ向かう?

 それを伺ってからお答えいたす」


 自分の目が座っている事を、自覚した。

 命のやり取りだ。

 悪くない。


「僕はね。

 この日ノ本を一つの纏まり、国にします。

 そして帝の下、全ての人々が平等、幸せを享受できる体制を作ります。

 それができない今の体制をぶっ壊します。

 それを妨げるものも同じ。

 消えてもらう。

 これが僕の通る修羅の道です」


 ハワワァ、言っちゃったぁ、などと言っているようが、儂の耳を素通りしていた。

 こいつは、夢のようというか……誰も考えないことを考える奴だ。

 天智帝が開かれた律令の世とも違う。

 ましてや藤原の世とも違う。

 すべての者、という中には、現在の公家・武士・商人などの権勢を誇る者共も入るであろう。

 つまり全ての権威の否定か?

 いや、多分、その意思に賛同するものは生き残るのであろう。

 蔵田屋はそれに賭けたか、儂ではなく。


「儂がそれを否定すれば、儂もぶっ潰すのであるな。

 それは愉快。

 お相手致そうか」


「それ本気???!!! 」


 儂は、ふふふと笑った。

 面白いな。

 此奴と話すのは痛快至極。

 すぐに殺すのは惜しい。


「まだ儂の生き様を言うておらなんだ。

 儂はな……」


 ごくりと唾を飲む目の前の身の丈5尺1寸足らずの小柄な男に言い放った。

 

「毘沙門天の名に誓い、すべての不義に鉄槌を!!!!

 これが儂の生き様よ」


 それ言うかぁ~、と、呆れ顔の男に儂は大げさににやりと笑い顔を向け言葉をつづけた。


「承知した。

 仔細承った。

 たった今、儂を謀り操ろうとする、そして誰を助けるためでなく責任を取る領地もなく、銭のためだけに裏から天下を操ろうとする堺の商人を不義と見た。

 手を組もうぞ、政賢殿」


 この男といると酒を忘れるな。

 酔うよりも面白いことが起きるやもしれぬ。


 はわわわ。

 同盟しちゃったよ?!

 どうなるんだよ??

 作者も確とは存じ上げませぬ~

 一応、締めは考えていますが。


 まあね、現代の国際金融資本を知ったら、多分景虎くん親の仇の様に怒り出すと思い、こうなっちゃいました~

 この世界の堺と博多商人って似たようなもんかと認識しております。

 それに対抗するため、サブプライムの罠仕掛ける主人公も似たり寄ったりなんですがww



 それに書かないとわからないと思われる状況、事実がありすぎて1話では収まらない(^-^;

 あとで補足できる時に書き込みますね。

 小説書くのって……大変だぁああ!!


 この世界、鉄砲生産量がパない!

 きっと国友へ大胡より人的還流があったのだ!

 ……でも作り方全然違うのだがwww


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 博多と堺って結構、利権が対立してる気が まあ、そこは商人だから互いに得られる利も多いだろうけど
[良い点] 「承知した。  仔細承った。  たった今、儂を謀り操ろうとする、そして誰を助けるためでなく責任を取る領地もなく、銭のためだけに裏から天下を操ろうとする堺の商人を不義と見た。  手を組もう…
[良い点] Una bendicion por los vivos. Una rama de flor por los muertos. Con una espada por la justici…
感想一覧
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