第37話までのあらすじ
順調に発展する大胡とは対照的に、すぐ南に領地を持つ豪族、那波氏は困窮していた。
大胡の先の当主と世継ぎが敗死した戦いにて領地の半分が奪われ、更には河越に兵糧不足で参陣できないという不名誉。
発展する大胡に対しての嫉妬を持つところに北条の調略が入る。
その準備をしている間に、砥石崩れ(武田の敗戦)が起きる。その際に鉄砲名人を送り込み晴信の息の根を止めようとする松風。
目を付けられる前に虎を射止めておきたいところ。真田の懇願もあり実行に移すがまさかの自分が支援していた永田徳本とその弟子で大胡の孤児であった生菊に助けられて晴信は一命を取り止める。
そして西が静まっている間に東へと本格的な外交を始めるのだった。
新田の金山城の城主で東上野の有力な土豪、由良氏。これを味方につけ、那波氏を締め上げる作戦に出るも、西の安中と小幡が密かに背いて那波城は攻略できなくなってしまう。
そんな状況を嘆く上州の黄斑(虎)と恐れられる長野業政。彼の活躍する日はあるのだろうか?
「殿。やはり徳本殿は手元に置き、有用にできる手配を……」
「あ~! 智円のにーちゃん。硬いだけじゃなく陰謀までやり始めたの? よくないなぁ。徳本先生に徳の心を教えてもらいなさい!」
「しからば、拙僧も甲斐へ修行の旅に……」
「それ不味いっしょ! 外交僧居なくちゃ片手もがれた状況に@@」
弄ったつもりが弄られ代えされました。
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