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首取り物語:北条・武田・上杉の草刈り場でザマァする  作者: 天のまにまに
★★要塞へ歩兵突撃はヤバいゾ★★

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208/262

これまでのあらすじ


 上野国北部の要衝、沼田城。

 ここへ清水峠を越えて上杉の越後勢20000が襲い掛かる。他にも4000の別動隊が万座峠や鳥居峠を通って岩櫃城を攻略しようとする。


 着々と出城を攻略していくが大胡は大量の弩弓を配備して上杉勢に損害を与える。しかも沼田盆地北の三峰城は非常に攻略が困難で、これは放置して沼田城本体の攻略に取り掛かる。


 今回は包囲戦に持ち込む時間がない。

 しかし我攻めは相当な被害が出ると考え、宇佐美定満を始めとした首脳部は水の手を断とうとする。武田から借り入れた山師が水の手を探し当てるも、無数の水路が配置されており水の手を断つことすらできなかった。


 そうして開始された我攻め。

 強襲するにはあまりにも硬い西門を囮にして北と南から迂回攻撃をすることとなった。北の色部勢は伏兵の罠にかかり大損害を受け撤退。

 南を回り込んだ上杉景信の手勢が住民の通用口と見られる小さな門を攻める。


 漸く侵入できた上杉勢は本隊を引き入れるために他の門を目指すが一向に捗らない。その先手の中には興福寺の僧で槍の達人、胤栄がいた。

(宝蔵院流の創始者です)


 その層の働きも立って三の丸に辿り着いた先手勢の内の数人。その前に立ちふさがる住民たち。男は鉄砲を持った後備兵とは名ばかりの兵士。彼らが全滅寸前の場所に物干しざおや包丁を持って立ちふさがる女たち。



 一方、上杉の攻略軍主力は手薄になった西門を突破。二の丸を目指す。だがそれは罠だった。

 逃げ場のない殺し間に閉じ込められた越後勢に一斉射撃が加えられた。

 その後、停戦交渉が行われる。


 主力を失った上杉勢。

 ここに対陣し謙信を待つこととする。

 そこへ追い打ちをかける大胡の攻撃が……




「極悪非道だね。つなっち」

「そうせいと命令したのは殿ではござらぬか?」

「いあいあ。それはそうだけどね。カポニエール作っちゃうとは思わなかったよ」

「火保煮える? 何かの料理ですかな?」

「う~ん、人を料理?する所」

「なんと! そのような料理を食べますると地獄に落ちまするぞ!」

「食べないって(^▽^;) 魔女の大釜でも誰も食べなさそう」

「謙信ならば酒の肴に……」

「それがあるか! って、そこまでやると大胡もう魔王通り越して……何という名称があるかな? 今度新しい名前考えといて。戦国大名の参謀僧は命名もしていたみたいだから、智円のにーちゃんならぴったりの仕事」



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