路線バスで行く異世界の旅……残された僕は異世界を変態させる

タイトルとあらすじを変更しました。

　川神高夫は軍オタ（軍艦オタク）の十六歳の少年だ。背が低く顔が整っているのが、あだになり時々小学生に間違えられるほどだ。それでも中学生の時、従姉を襲った変質者たちを撃退し、小さな英雄として称えられた過去を持つ。

　偶然、乗っていた路線バスごと異世界に転移される。子供のような女神セレンが「異世界を行く路線バスの旅」を撮影するために強引にバスを召喚したのだ。二泊三日の撮影が終わり、いざ帰還という時に女神の加護を貰っていた高夫と巻き込まれたクラスメイトの北上結良は異世界に取り残される。

　セレンの魔力が回復して日本に帰れるまで三か月。セレンに貰った異世界のお金は三か月持たない。高夫と結良は生き延びるため冒険者になる道しか無かった。異世界の大陸「アレなガルド」の子供は１２歳になると神殿に行き女神の加護とステータスカードを貰う。結良は１６歳だがステータスカードを持っていない。結良が高夫と共に冒険者になるには神殿に行って女神の加護とステータスカードを貰い、冒険者ギルドに提示しなければいけない。結良は必然的に神殿に行き加護を貰うが、女神も加護も残念な存在だった。

　高夫は北上結良と、異世界で出会った美少女二人と共に冒険をする。日本で待っている愛する従姉＝真夜姉に再会するために。