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小説版 ねずみくんの日常  作者: 秋本そら
ねずみくんのぼんおどり
6/15

その2

 しばらく喋りながら歩いていくと、会場に着きました。


「着いたー!」

「すごいね、もうこんなにもりあがってるんだ!」

「ねえねえ、まずはやたいでなにかたべようよ!」


 真ん中にはやぐらがあり、そこに登って踊っている人や、それを取り囲んで踊っている人、屋台で食べ物を買って食べている人……沢山の人がいます。

 ——いいえ、正確に言うと人ではなくて、みんな動物なんですけどね。

 ここはどうぶつの街。ここに出入りしているにんげんの方が珍しいのです。


「そうだね!

 りんごあめに、わたあめに、やきそばに、たこやきに、チョコバナナに、べっこうあめに……」

「……かえるくん、それ食べすぎだと思うよ……」


 おやおや、かえるくんったら。


「お祭りってついつい食べすぎちゃうんだよねー。

 ねずみくんはなに食べるの?」

「いつもはまずわたあめを買うんだ。

 でも……ないって分かってるけど、チーズ食べたくなるんだよなぁ……」


 ……ねずみくんったら、祭りでもチーズなんですね……かえるくんまで苦笑していますよ……。

 私は、ねずみくんへのお土産として買ってきていたけど渡し損ねていたチーズを渡しました。ねずみくんは「わあ、いいの⁉︎」と言って、受け取るなり「ありがとう!」と一気に食べ切ってしまいました。

 持ってきておいて、よかった。

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