イビツなアタシ
ああ、アタシは今日もオカシな笑顔
笑うたびに自覚するのはそのイビツ
引き連れた頬、笑わない目
非対称な唇から洩れる笑い声
何もかもミニクク見えるでしょう
楽しい時も笑いたくないの
私のミニクサが笑顔に現れて
人の目に映るのが耐えられない
キレイな人の目に映るのは
キレイなものだけでいいと思うの
写真なんてもってのほかよ
ミニクイ笑顔を残すだなんて
正気の沙汰じゃないと思うわ
レンズを向けられ固まるイビツ
いつもより数倍ミニククなっている
キライキライキライキライキライ
ミニクイものなど消えてしまえ
クルッタものも消えてしまえ
イビツなものも消えてしまえ
そうしてアタシなんて消えてしまえ
機械のイビツは故障のもとよ
クルッテクルッテ壊れてしまうのよ
だからイビツなアタシなんて
ハヤクゴミ箱行きしてしまいましょう
そうしてできた機械は壊れないはずだから