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失恋からの

まだ俺が中学二年の頃-

「え?付き合って下さい…。え?」この頃から非モテ非リアの一本道を歩んでいた俺は、当時女子で唯一話してくれていた可愛くて平凡だけど優しい彼女を好きになった。そして何を血迷ったのか、昨夜5日ほどかけてやっと某ゲームをクリアしたせいでテンションが上がっていたのか。ついのノリで告白してしまったのだ。我ながらやっちまったと苦虫を噛んだ顔をしていただろう。

「ふぇっ!?あ、うん?えーと、恋愛的な意味でと言いましょーか。へ、返事は今じゃなくていーから!!!」なんてかっこ悪い初告白なんだ。さすがコミュ障な俺。彼女は戸惑っていたのか、それともポカンとしていたのかなんて、ずっと下を向いていた俺には分からない。けど、確実にわかっていることは…。

「ごめん。いや、てか無理です。ちょっと話しただけなのに…。正直キモいんだけど。」へ?今なんて?俯いたままクエスチョンマークを頭にのせ、固まる俺。

「話ってこれ?あと私、正直アニメとか興味無いから。根暗なアンタが惨めで面白いから優しくしてあげただけ。」それだけ言うと踵をかえしてガラッとドアを開けて、放課後の教室を出ていく。相変わらずマヌケな顔をしたままポカン状態の俺は、数秒後にやっとつい先程の出来事を理解する。

分かってた…分かってたけどやっぱり。


「リアルなんてクソゲーだぁーー!!!」

大学一年になった俺こと、三田都(みたつぎ) 吉能(よしの)は、中学の苦い思い出を再び繰り返していた。

「吉能って本当に学習しないよなぁー。(笑)」

小学生の頃からの唯一のまともな友人、久野(くの) 浩哉(ひろや)が、笑いをこらえているように言う。

「お前絶対面白がってんだろ!?」目つきの悪い目を光らせて大声をだす。

「んー。てかさ、あれどーなったの?」

「会話かえたな…。えと、バイトのこと?」

「そー。花屋の。」

バイトというのは、大学の近くの花屋のことである。さすがにコミュ障を直そうとおもい、とりあえずふと見つけた花屋でのバイトを始めたのだ。昔からいい意味でも悪い意味でも、行動がはやい俺。

「順調!順調!楽しいよ。」花も好きだし職場の人も優しい。正直最高だと思う。

「そう。良かったな。頑張れよ!」

あまり笑わない浩哉が笑って言うのは珍しい。よっしゃ!失恋の事なんて忘れて、仕事だ仕事!


なんて言っていた時もありました。


「好き、なんです。あなたの事が、吉能さん…。」

今俺はバイト中に、見知らぬ女の子から告白をうけています。

初投稿です!至らぬ点も多いとは思いますが、ぜひ読んでいただければ光栄です。

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