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スーパーヒロイン学園  作者: 仰木日向
スーパーヒロイン学園
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INTERMISSION-I - talking about HeroineName -

※当作品は発行元である株式会社ポニーキャニオン(ぽにきゃんBOOKS)に許諾のもと、掲載を行っております。

リンが来る前の午前中。


ヒロインハウスで話す悠美と私。


「今度の子はA級かぁ。そういや、バスターポリスのA級っていま何人ぐらいいるんだっけ?」


「たしか、ティーンズヒーローだけだと全部で20人もいない感じじゃなかったかしら。フレイムテイルのいるスリーエレメンツに、ウェストサイド地区のA級、スクエアガーデンのA級。…6区で3人ずつくらいの割合だから、やっぱり全部で約20くらいね」


「ラブリーテディってどこで活躍してたヒロインなんだろうね」


「ネットとかに載ってるラブリーテディの噂だと、実はあんまり情報がないのよね。具体的なギフトの話とかも載ってないし、あとSNSとかは全然やってないみたいで本人がやってるブログもアカウントもなかったわ」


「謎のヒーローか。なんかクラシックでいいね」


「どちらにしろ、A級ヒロインってことはかなりの優等生ね。ヒーロータイムズ誌のデータベースで見る限り、100件以上事件を解決してるっていうのも本当みたい。それに、どの事件もすべて死傷者ゼロ、完璧な解決ばかりだったわ。…これでうちはチームにA級が二人もいることになるわね。贅沢な話だわ」


「いやぁ亜衣、あんまり期待しない方がいいぞ?A級ヒロインなんていってもどうせ、能力にかまけて毎日ダラダラ漫画読んでテレビ見て買い物は通販で済ませて休みの日は一日中パジャマですごして髪の毛ボッサボサで掃除も洗濯もしない賞味期限切れの牛乳を飲んでるようなダメ人間にきまってるよ」


「……あんた、そんな生活してたのね…」

「ん?」


「でも、たしかにそういうニュアンスも否定できないところはあるわね。A級ヒロインってみんなちょっと変だし」


「失礼な」


「A級で成績がいいからって、プライドが高い子とか来たらちょっとめんど

くさいわね」


「あたしは、何言ってんのかわかんない天才系とか苦手だな。マイペース過ぎるっていうか」


「それもそうね、フレイムテイルみたいな正統派のA級ヒロインが来たら一番いいんだけど」


「えぇ~!?そんなの困るよ!」


「え?なんでよ」


「だって、あんな真面目なヒロインが一緒に住んでたらダラダラ出来なくなっちゃうだろ!」


「ダラダラしようとするのをやめなさいよ」


「やれば出来る子、でもやらないのがスーパーヒロイン・レディダイナマイトこと悠美ちゃんだ」


「…そうなのよね。A級ってこういう子が多いのよね…」


「ん?」


「いや、なんかもう、別にA級の子じゃなくてもよかった気がしてきたわ。B級とかC級の真面目な子が来てくれた方がうんとラクっていうか」


「A級ってみんな超マイペースだし困るよな。もっと周りのこと考えろよって感じ」


「……そうね」


「しかしラブリーテディって、すごい名前だよな」


「そうね、弱そうなのに成績がいいのもなんか色んな意味で凄いわ」


「そういえば、悠美はヒロインネームってどう決めたの?やっぱり親が決めた感じ?」


「ああ、そうだよ」


「悠美のお父さんってたしかあれよね、『グローリーデイズ』の元メンバーの…」


「そうそう。スーパーダイナミックエクセレントスパークリングストロングマン」


「……なんか、あんたの親って感じのヒーローネームよね」


「世間ではスーパーダイナミック(中略)マンで通ってるけどね」


「私もそれが本名だと思ってたわ…」


「いやさ、原初のヒーローの血統って、もう名前がネタ切れなんだよ。能力がシンプルだから能力に絡めた名前ってわけにもいかないし。だからうちは代々、マーベラスマンとかインクレディブルマンとか、アメイジングマンとか、とにかくすごいってのがわかる名前が多いんだけど、それも段々ネタがなくなってきて、最終的にうちの親みたいな名前になっていったんだって」


「それにしても長いわよね」


「だよなぁ。もうシンプルに『スーパー女』でいいってあたしは言ったんだけどね」


「いや、スーパー女はナシでしょ、どう考えても」


「変かな」


「だってそれだと、ヒロインっていうよりどちらかというとスーパーにいる主婦みたいじゃない」


「ああ、たしかに。でも、それはそれで強そうだよね」


「強そうっていうか、図太そうね」


「ヒーローには向いてなさそうだけどな」


「でも、結局それで悠美のヒロインネームはレディダイナマイトって、なんだかんだで普通におさまりのいい名前になったのね」


「いや、違うんだ。実はあたしのもホントはもっと長いんだよね」


「そうなの?」


「うん。あたしの正式なヒロインネームは『レディエレガントコスメティックプリズムラッキーダイナマイト』だよ」


「あんたの親がつけたって感じの名前ね…」


「"優雅で宇宙的で輝いてて運が良くて大迫力な淑女"になるようにって願いを込めてネーミングしたって言ってたよ」


「ちょっとした寿限無じゃない」


「いや、まぁ寿限無なネーミングなのはいいんだけどさ、どうやらうちの親、コスメティックをなんかコスモ的な意味だと思ってるらしいんだよね」


「……それはなんていうか、どう言えばいいのかしらね…」


「バカだよな~」


「言ってくれてありがとう」


「…ついでに言わせてもらうと、お父さんのヒーローネームのスーパーダイナミック…なんだっけ?その中にしれっと紛れ込んでたスパークリングって、一瞬スパークっぽいけど発泡性って意味よね」


「ああ、おじいちゃんもおっちょこちょいだったんだなぁ」


「一族揃ってアレなのね」


「でもまぁ、雰囲気だよ。それっぽかったらいいかなみたいな」


「ある意味ではものすごくあんたらしい名前なのかもね」


「たしか亜衣は自分で考えたんだよな」


「いや、私も親が考えた名前よ」


「あれ?そうなんだ」


「なにを根拠に自分で考えたと思ったのよ」


「だって、なんかいっぱい考えてたじゃん。10個くらい考えてなかったっけ?」


「な…! なんで、知って…!?」


「いや、この前ノート借りた時にさ、なんか消しゴムかけまくってたページがあって、おもしろそうだから鉛筆で筆跡を浮き出してみたんだよね。そしたらヒロインネームがいっぱい出てきて、なるほどーいっぱい考えてるんだなぁと思った」


「な…んですって…」


「でも亜依、プリティーアイはどうかと思うぞ。いい歳なんだから、プリティーはちょっとな」


「ああああああああああ!!ああああああああああ!!なに勝手に見てんのよぁぁあああああああああああ!!」


「まぁそう恥ずかしがることじゃないって!痛いペンネーム考えるのは思春期にはよくあることだ」


「し、死にたい…」


「あ、でもさ、今度来る新しい子がラブリーテディなんだし、そういう意味ではいい感じに統一感とれるかもしれないな。よーし!じゃあこうなったらみんなでそういうのにしてみるか! 亜衣、私にもなんかそういうヒロインネーム考えてくれよ!」


「うるさいわね!あんたのヒロインネームはスーパー女がお似合いよ!」



この作品は「第1話⇒インターミッション1(いわゆる幕間の会話劇)⇒第2話⇒インターミッション2⇒」のような形で構成されています!


尚、当作品は毎日朝7時更新です!

全国書店にて第1巻好評発売中!

また、スペシャルボイスドラマもニコニコ動画にて無料公開中です!

http://ch.nicovideo.jp/superheroineacademy

熊瀬川リン:三森すずこ

生田目亜依:内田真礼

超野悠美:諏訪彩花

剛力ハルカ:早見沙織

和迩黒子:竹達彩奈

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