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【第12話_告白 2】
夕暮れの光が部屋を柔らかく染める中、雨はまだ少し体調が万全じゃない。
でも透はそんなことお構いなしに、じっと雨の目を覗き込む。
「……雨」
「な、なに……?」
「ずっと、思ってたんだ」
手を握ったままの距離が近すぎて、雨は胸がバクバクする。
「……俺、雨のこと……好きだ」
言葉が耳元で、体の芯まで響く。
強くもなく、優しくもなく、ただ“本気”だけの声。
雨は息が止まって、頭が真っ白になった。
「……えっ……!?」
透の瞳は、真剣で、揺るがない。
でも少しだけ、笑っている。
「答えなくていい。今すぐ返事しなくてもいい。
でも……知ってほしかったんだ」
雨の手は震えて、声が出ない。
顔は真っ赤で、心臓は口から飛び出しそう。
「……ご、ごめ……」
うまく言葉が出ない。
泣きそうにもなる。
透はそんな雨を見て、優しく微笑んだ。
「無理に言わなくていいよ。……でも、逃げないで」
その言葉だけで、雨の胸はぎゅうっと締め付けられる。
透の手は、さらにしっかりと雨の手を包み込む。
「……とお、る……」
やっと出た声はか細く、でも心からのもの。
透は少し首をかしげて、くすっと笑った。
「その声、もう少し聞かせて?」
雨は赤面したまま目をそらすしかない。
でも──胸の奥は、甘くて、熱くて、もうどうにかなりそうだった。




