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置き去りにされた

ダンジョン。今から数百年前、隕石の落下から始まる諸々の変革によって生まれた異空間のこと。いつどこに出現するかもわからないゲートの向こうに広がるその異空間にはそれまで神話と言われていた魔物たちが跋扈していた。だがそんな魔物を倒せば様々なアイテムがドロップし、ダンジョンの中には宝箱などもある。だが魔物を倒さず放置されたダンジョンからは魔物が溢れ、人々を襲う。そのために生まれたのが冒険者である。


そして隕石の落下でこの世界に溢れた新たな元素"魔素"によって人々はスキルと魔法を獲得した。科学とスキルと魔法、この3つが合わさり世界は魔導文明を歩んでいた。そして今から100年前、最新の研究により人類には肉体の内側、魂の入れ物である『器』と呼ばれる特異次元が存在することが判明する。これまで同一のスキルや魔法でも個人によって威力や精度などが変わる原因がわからずにいたがその解明により人々はさらに強く、そして悲しいことに貧富の差は増していった。










    











あぁ。僕は本当はこの世に生まれなかったほうがよかったのかもしれない。家族は僕に優しくしてくれた。でも何もできない僕は周りの人からは酷いことをしてきた。笑われて、殴られて、蹴られて········家族には心配させないように自分を取り繕って、嘘をついてきた。

 でも今日、僕はここで死ぬ。やっとの思いで有名なパーティーの荷物持ちになれたのに。僕は背中を切りつけられ、この大きなドラゴンさんの前に置き去りにされた。


(ああ。いたい。さむい。ドラゴンさんもこんなぼくを食べたいのかな。あぁ。おかあさん、おとうさん、おにいちゃん、おねえちゃん··········)


『··············か·····。』


薄れゆく意識の中、何かの声が聞こえた気がしたがそこで僕の意識は途切れた。




『··············どの時代でも人間は変わらぬな。···········む?······もしや··········お主、まさか《王》の所有者か!?いかん!このままでは!···········!!!!!!』





















その日、人類史に残る大きな出来事が起こった。


『最上位迷宮"タルタロス"にて未覚醒の《王》の器の所有者が確認されました。これより該当迷宮を閉鎖し、所有者以外の全冒険者を迷宮外に転移させます。··················転移完了。これより《王の試練》を開始します。』

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