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プロローグ-1
その日、私―アウロラ・スぺキュラムは馬車に乗って舞踏会に向かう途中、湖に落ちた。
身体が水の中に沈み、重くなる。
息を吸い込もうとすると、口の中に水が入り、余計に苦しくなる。
どうしてこんなことに...義妹をいじめたりなんてしたから?これは天罰なのかしら?でも仕方ないじゃない!彼女は優遇されているのに、私は頑張っても頑張っても認められなかった...
悔しくて悲しくて、彼女が憎くて憎くて...!だから、彼女をいじめたの。
「なんで...どうして認めてくれないの...辛いよ...」
薄れゆく意識の中で、認められないという劣等感に苛まれ、私は命を落とした。




