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ステータス発表

僕達自身のことは話し終わったので、次は僕達のステータスの発表だよ!


「じゃあ次はステータスだな。邪神を討伐するなんだからとんでもないステータスなんだろうな…父上、胃薬は飲まなくて大丈夫ですか?」


「あぁ、大丈夫だろう。…多分な……」


カーズ兄様がシレッと微妙にひどい事を言う。そしてそれに対する父様の返答もなかなかだよ。


「じゃあ、いきますね。『ステータス』」


僕が「ステータス」と声に出すとゲームのような半透明のステータスウィンドウが出てきた。ちなみに声に出さなかったら自分にだけ見えるよ。



ルーク ウェルター(5)

種族 人間族?

HP 1700/1700

MP 520/520

所得可能魔法  火魔法(S) 風魔法(A) 土魔法 (S) 水魔法(B) 雷魔法(A) 回復魔法(C) 聖魔法(A) 光魔法(S) 闇魔法(B) 影魔法(C) 精神操作魔法(D) 並列思考(A) 創造魔法(S) 召喚魔法(A)

ギフト 精神的苦痛耐性 Lv,Max 肉体的苦痛耐性 Lv,Max 鑑定 Lv,Max 神力操作 Lv,Max 創造神の加護

称号 邪神を討伐する者 世界初の創造魔法保持者 創造神の加護を受けし者




……うん、スゴいな…種族なんて人間族の後に「?」がついてるよ…


どうやら、所得可能魔法の後についてるアルファベットは適性を表してるみたい。


「えっと…こんな感じのステータスみたいです。」


「す、すごいね…所得可能魔法は全属性でHPとMPも意味分かんないよ…しかも種族は『人間族?』だなんて…」


「流石ルークちゃんだわ!」


イクル兄様が唖然としている。

やっぱりそう思うよね…母様は相変わらずだけどね



「じゃあ次は私の番だね!『ステータス』」



ユイ(5)

種族 人間族?

HP 1500/1500

MP 600/600

所得可能魔法  火魔法(B) 風魔法(B) 土魔法(A) 水魔法(S) 雷魔法(C) 回復魔法(S) 聖魔法(S) 光魔法(A) 闇魔法(B) 影魔法(C) 支援魔法(S) 並列思考(A) 創造魔法(B) 召喚魔法(S) 支援魔法(S)

ギフト 精神的苦痛耐性 Lv,Max 肉体的苦痛耐性 Lv,Max 鑑定 Lv,Max 神力操作 Lv,Max 創造神の加護

称号 邪神を討伐する者 世界初の創造魔法保持者 創造神の加護を受けし者



「あっ!私、ルークよりMP多いよ!」


「ホントだ!魔法使うの優依の憧れだったもんね!僕も今から楽しみ!」


ギフトは僕と同じだけど、所得可能魔法は少し違うね。僕は精神操作魔法だけど優依は支援魔法っていうのがある。違いはそこだけかな?あとは適性が違うくらいだと思う。


「こっちも、また…なんかすごいステータスだな…」


カーズ兄様はもう諦めがまじってるよ…

けどすごいってどんな感じですごいんだろう?


「父様!普通の5歳の子のステータスってどんな感じなんですか?」


「あぁ、ちょっと待て…」


そういって父様が紙に書き出してくれた。



名前

種族 人間族

HP 120/120

MP 10/10

所得可能魔法  1~5つ(E~BがほとんどでAは稀にみる。Sは人生で1、2回みることがあるかもしれない)

ギフト なし

称号 二つ名がつく程度



……うん、僕達チートだね!



それからは、特に何かをすることもなく、優依も交えて雑談して僕と優依は寝るように言われ僕の部屋に押し込まれた。もし寝付けないなら二人で思い出話でもしてから寝てって言われちゃった。本来なら優依はウェルター辺境伯家の人じゃないから客室に案内するんだけど、まだ慣れないこともあるだろうってことで僕の部屋で寝ることになったよ!


ちなみにフェンリルの名前はギリシャ語で希望っていう意味のエルピスになったよ!普段は愛称でエルって呼ぶことになった。


「ねぇ、ルーク。寝なさいって言われて部屋に押し込まれたけど…私まだ全然眠くないんだけど…」


「うん、僕もだよ。……父様に言われたように少し思い出話でもする?」


「うん。そうしよ」


そして僕達は幼い頃を振り返りながら二人の思い出を語っていった。…っていうのはよかったんだけど…僕はいま優依から叱責を受けている。


「悠真!いい?いくら小さな女の子を助けたかったからって自分の命を当たり前のように差し出さない!確かに女の子を助けるのは悪いことじゃないよ。むしろ善行だと思う。けど!悠真にも悠真がいなくなって悲しむ人がいるっていうのを忘れたらダメでしょ!叔母さんがどれだけ悲しんだと思ってるの!叔母さんは悠真は最後に人助けをして死んで実際に助けた子も無事だったからホッとしてるだろうって!それを!泣きながら!笑顔で!告げる叔母さんを見て!私が!どれだけ辛かったと!思ってるの!自分の命を簡単に諦めたこと、しっかり反省しなさい!」


「はいぃ…ごめんなさいぃ…」


そう、幼い頃の思い出を順番に語っていると最終的に行き着くのはあの通り魔事件だ。そして僕は人を助けるためとはいえ自分の命を簡単に捨ててしまったことについて正座で(畳じゃなくてフローリングだからめっちゃ痛い)優依から叱責を受けたんだ。


「はぁ…もういいよ。ちゃんと反省してるみたいだし、今回は許してあげる。けど!邪神討伐っていう常に死と隣り合わせな状況だから言っとくけど…次同じことしたら絶対に許さないからね!肝に命じて!」


「はい!」


僕は優依からの叱責を受け、二度と自分の命を簡単に差し出さないと誓ったあと、ベッドに行き掛け布団を優依と被る。それからは雑談をしていたら寝ちゃってたみたい。次起きたらもう太陽が昇っていた。




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