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訳ありな妻の話 ② (愛娘長女の理沙(りさ)の告白) ■切り出し済

理沙(りさ)はね、玲奈(れな)ちゃんの為なら死んでも良いと思ってるの」


(「おいおい、そんな物騒な事言わないでよ」)

私は愛娘長女の理沙の突然の告白に激しく動揺した

玲奈は今の妻との間に生まれた次女である


亡くなった妻の忘れ形見の理沙

そんな目の中に入れても痛く無いぐらいの愛娘の理沙

今は小学生になって、毎日学童保育の列に並んで公立の小学校へ通っている


彼女が3歳の誕生日を迎える前に、天に召された私の愛妻

かつての高校の同級生だった今の妻の妹でもある

次女の玲奈は、想いがけず授かった命だ


亡くなった妻の娘の理沙

恐らく再婚は無いだろうと思っていた

妻が入院した時、すぐに伯母でもある今の妻が一緒に同居する事になった

まだ幼い姪を未婚で、出産経験の無い今の妻が

伯母とは言え、果たして上手く同居をやっていけるのか心配でもあった

実際、家事全般あまり上手いとは思え無かったが

実は妹の父親は、姉の父親とは別人

所謂(いわゆる)、種違いの関係

それでも二人は美人姉妹として周りから好奇心に溢れた奇異の目で見られるような事は無かった

所謂お屋敷街では無いか、それなりの事情が多々ある地区のマンションに住んでいたのもあるが

美人姉妹の父親はそれぞれ北欧の白人だったが為

二人は多くの日本人が憧れる白人とのハーフだったから

と言う事情もあるだろう


元々姉妹二人で住んでいたマンションだったから

私と妹の結婚で押し出されてしまった形なので

夫の私としては、心苦しく思っていた 

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