表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

リクエスト集

赤いマニキュアの隠し事

作者: 蒼空よひら

恋は嫉妬に、

愛は憎しみに。

昔から言われてること。

強い思いは強い反対のものを呼び寄せる。


彼女と出会ったのは、大学の時。

講義の時も、誰かが周りにいて、

常に真ん中にいる子。

そんな彼女を最初に好きになったのは自分の方だった。

何とか連絡先を聞いて、何度かデートに誘って。

3ヶ月くらいで告白。

答えはY E S。

嬉しかった。

お互い大学生ということもあり、付き合いだしてから数日で同棲。

幸せだった。


おや?と思い始めたのは同棲して1ヶ月くらいした頃。

マニキュアなんてしない彼女が突然赤いマニキュアをしだしたり、

大学で彼女の周りから、人がいなくなっていった。

不思議だった。

自分の前で見せる笑顔からは想像できない出来事だった。

大学ではなるべく一緒にいないようにとルールを決めて大学生活を送っていた。

流石に、心配になった自分は講義の途中で彼女に話しかけた。

「大丈夫?最近どうしたの?」

その言葉に驚いたのか、慌てて手元にあったノートを隠した。

ちらっとしか見えなかったが、そこには数人の名前と場所。

「何でもないよ?」

その時の自分は彼女から何も感じることができなかった。


数週間後。

女子生徒が何人も大学に来ていないことが判明した。

大学ではよくある、サボりだろうと勝手に思っていた。

そこには彼女の友達もいた。

そこで彼女に、「あの子元気なの?」と聞くと、

「元気だよ。」とだけ。

可愛らしい笑顔の中には、何も感じることはなかった。


さらにそこから時間が経ち、数週間後。

いよいよおかしいとなった、学校側は捜索願を出すことになった。

友達がいなくなって、捜索願まで出されているのに顔色ひとつ変えない彼女を不審に思った自分は彼女の鞄を少しだけ除いた。

そこには例のノートが。

そこに書かれていたのは行方不明になっていた、女子生徒たちの名前。

少しだけ、赤黒いインクのようなものがチラチラ。

流石の自分も察した。

血の気が引いた。

次の瞬間、後ろから人に抱きつかれた。

「見ちゃったね。あーあ。でも、もういいや。これからはずっと一緒だから。大好きよ。」

冷たい金属は優しく自分の首を裂いた。


「本日のニュースです。

 〇〇市のアパートで、男女数名のした・・・。」


『赤いマニキュアの隠し事』


石猫様、リクエストありがとうございました。

ホラーは自分自身見るのも読むのも苦手なのですが、書く分にはスラスラと。

我ながら、寒気がするものがかけたと思います。

でも、ホラーはこれで勘弁してくださいということで。


今回のようにリクエストを募集してます。

メッセージか近況報告のところのリクエストのところに送ってください。

相談でも、これについてどう思うでもいいです。

リクエストを消化してしまったので、遠慮なく気軽に送ってください。

よろしくお願いしますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] マニュキュアは、まさか……“血“だったのでしょうか?
[一言]  初ホラー、お疲れ様でした。m(_ _)m  ホラーは本当に好きじゃないと書くの辛いんですね。  昨年私も初ホラー書いたのですが、やっぱりもう書きたくないと思いました。笑  この作品、怖か…
[良い点] まさか…ホラー展開になるとは…怖い。 [一言] 怖い結末だけど面白かったです。彼女を変えてしまったのはなんだったのか、それとも…。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ