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「ペキペキっ!北京ダック」
路地裏の中華料理屋で食べる北京ダックは
やけに乾涸びていて
食感がいつも以上にペキペキするんだ
ペキペキペキペキ北京ダック
首を斬られたアヒルの末路だもんな
路地裏の中華料理屋で働く初老の男は
やけに草臥れていて
どうりでどの料理もペキペキする訳か
ペキペキペキペキ北京ダック
血を抜かれたアヒルの最期だもんな
地上を謳歌した獣の血肉は
土の恵みを得た生命と共に
その汚い歯によって噛み砕かれ
胃袋で溶かされ
最後は栄養として血肉に交わるか、或いは
糞となる
あどけない顔をした動物の血肉も
たくましく育った植物と共に
その不揃いな歯によって噛み砕かれ
胃袋で溶かされ
最後は栄養として血肉に交わるか、或いは
糞となる
俺たちは生命を喰い殺し、排泄しているのだ
どうしたん、急に
何もかも、この店で食べた北京ダックが
やけに乾涸びてるからだ
食感がいつも以上にペキペキするんだ
ペキペキペキペキ北京ダック
晩御飯のために殺されたアヒルの結末だもんな




