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「アドルフとイッパイアンテナ」


ぼくは あかいねこのアドルフ

くろめがぼくの charming point

Most attractive feature of mine

あるひ おさかなやさんから にげるとちゅうで

トラックにのったら まいごになった!

ここがどこかも わからない

ぼくは とてもこまったよう


どうしよう どうしようとふあんになって

くらいろじうらを さまよっていたところ

いっぴきの のらねことであったんだ


そののらねこは とてもおおきくてたくましかったんだ

そののらねこから ひとからたべものをもらうすべをまなんだんだ

あるときは ひとのことばも おしえてくれた

こののらねこさんの なまえはなんだろう


ためしにぼくは きいてみた

「のらねこさん あなたのおなまえはなぁに?」


のらねこさんは すこししぶって

「おれのなまえか いっぱいあってな…」


ぼくはおもわず こうもらした

「へえ、イッパイアンテナっていうんだね」

















「イッパイアッテナ」と「イッパイアンテナ」


そんな言い間違いにしか過ぎなかった


その筈だったのに
























「な、何だこれは!?」



野良猫の周りを、アンテナの針がいっぱい包囲していく

そのアンテナの針は空中に浮かび

カラスの無情な鳴き声と共に野良猫への勢いを増し


野良猫の体を貫いていった


僕はただ言い間違いをした、ただそれだけなのに

今こうして、友が無残にも

悲鳴を上げて傷ついている

これは僕のせい?

これは誰のせい?

こうなる運命を決めた「神」のせい?


血みどろと化した野良猫は僕に言った

「こ、こんな筈では・・・」

そして野良猫は倒れ、息絶えた


僕はただ言い間違いをした、ただそれだけなのに

今こうして、友が死体となって

目の前に横たわっている

これは僕のせい?

これは誰のせい?

こうなる結末を与えた「神」のせい?


少なくともわかるのは

何かが始まろうとしていた物語が

今ここで、終わってしまったことだ






僕のせいだ













僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ

僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ

僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ僕のせいだ

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ああああああああああああああ

あゝあゝああああああ

あゝあゝあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

あああゝあゝああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああ

あああああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああ

あああゝあああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああああ



























冬空の下、目もくれぬ通りを往く

この目に輝きが宿ることはない



彼を踏み躙ってついた血は

この汚い肌に染み付いて

この身体を貪り続ける



俺の身体が赤いのは

友の血に染まり

復讐に心を囚われたからだ



俺はもう猫ではない

憎しみと怒りだけで生きる化け物



この世界は今日も希望を教えてはくれない



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