マグロキャラクターにご期待下さい!
注意としては、そのマグロキャラクターに限らず、登場人物そのものを動かすが楽になるコツがほとんどである。
ストーリーと他登場人物の親和性が一番の問題であることを忘れてはならない。
以下に示すコツを、ただ記号的に使用するのはお勧めしないということだ。
乱雑に増産されただけのキャラクターに魅力は感じないし、萌えと謳うのもけしからん。
無駄に脱線してしまった話を元に戻そう。
以下に、コツを示していく。
マグロキャラクターを創作するヒント1$第一印象
登場や主役との出会いは印象的にすると良い。
特別な人物だと思わせるのが目的ではあるが、もちろんどれくらい重要かにも寄るので注意しよう。
大抵はストーリーの主要部に関わるところでの遭遇なので、少なからず印象的にできるはずだ。
また、情景描写と絡めるべきであり、人物そのものの描写は控えめにするのが吉。
主役に対してあまり興味がないことを強調しておくことも忘れずに。
何故かと問われれば、簡単に答えておこう。
まずマグロキャラクター視点であれば、興味のない主役を細かく観察することはないはずである。
研究対象として観察することもあるかもしれないが、詩的な表現は行われずクドいだけになる。
主役視点で考えると、相手を眺め回す余裕がある場面での遭遇など印象に残らないからだ。
三人称視点の神様視点形式でもなければ、不自然極まりない。事細かに一個人を言語化するのにどれほどの時間が掛かるか試してみると良い。
次に、初対面の相手を胸部より下、ましてや大腿部以下を観察する人間が何人いるか。
ざっくり胸部より上を見て、髪型や顔立ちや表情から受ける雰囲気を感じて、一旦は見つめるのを止めるのではないだろうか。
ならば、自然に語れる部分を如何にして印象深く描写できるかと言えば?
情景描写と絡めるのが一番である。という結論に至る。
マグロキャラクターを創作するヒント2$チャームポイント
そのキャラクターらしさ、女性的なこだわりを作っておこう。
これだけは譲れないという嗜好でも構わない。もしくは、逆に苦手なものというのもありだろう。
しかし、こうした嗜好はそれがメインテーマでもない限りは多くのウェイトを占めるべきではない。
マグロキャラクターと関わるきっかけであったり、好感度をマイナスにしないための繋ぎまでが良いところだ。
本来であればこの程度の設定はあって当たり前。主要なキャラクターだと、一人分の人生を組み入れる勢いで挑まないといけない。
もちろん、そんなことをしていては本文を書き始める前に力尽きてしまう。
なので、そのキャラクターの重要性に応じて、多少の作り込みをしておくことをお勧めする。
余談ではあるが、どれだけキャラクターを作り込めば良いかという目安を少し述べておく。
大体三段階に分けて、キャラクターの重要性を定義する。もしキャラクター紹介をする際の、読者向けのPRとでも言えば良いだろうか。
上から順に、そのキャラクターを「愛してもらいたい」、「気に入ってもらいたい」、「知ってもらいたい」である。
同性のキャラクターであれば、一番上を「無二の親友になってもらいたい」くらいで考えよう。
そんなキャラクター達にどれだけの情報をもたせるか、だ。
何度となく述べていることだが、マグロキャラクターは主役に気持ちを寄せていない。
故に、主役に感情移入した読者から見れば非常に好感を得辛いということを肝に命じて置くべきだ。
マグロキャラクターを創作するヒント3$進行具合の割合
マグロキャラクターと関係を構築していく中で、進捗速度が重要であることは前にも述べた通りだ。
早すぎず遅すぎず、いかに物語と人間関係を進行していくか。
大凡、割合としては三~四回に分け「3:4:3」か「2:2:3:3」くらいを推奨する。
なお、割合の「1」は一万文字程度を当てるものと想定する。
要するに、出会いからだいたい10万文字の間にマグロキャラクターとの関係が最高潮に達するくらいが良い。
もちろん、これは目安であり、細々と関わるシーンが発生することだろう。攻略対象キャラクターの総数や役割の重要度によって多少前後する。
少し具体的に示してみよう。
攻略対象1人の場合は、4分割を利用しつつも細かく関係を構築していく。ライバルキャラクターの登場などは例外的とも言える。
攻略対象が2~4人くらいだと、3分割を用いて各キャラクターを攻略していけば丁度良い具合になるだろう。重要度を四番目にしてしまうと、冗長に感じられてしまう。
5人以上になってくると、マグロキャラクターの重要度を高くした上で4分割を用いると良い。
展開が早過ぎるということを避けられ、上手く他のキャラクター攻略を挟んで行けるからである。