マグロキャラクターのすゝめ
この物語は個人的推論であり持論・作中で登場する人物等への誹謗中傷は禁止・拙作を読んで発生するあらゆる責任は負いかねます・などわかりきった諸々の注意事項。
また、強制性交等罪および強制わいせつを推奨するものではありません。加えて、当該のカテゴリ・ジャンル・技法、男女の立場を貶める意図もありません。
それらの行為を相手の意思に反して行えば、大半は犯罪であることを念頭においてください。
昨今、俗に『なろう系』と呼ばれている――または揶揄されている作品群があることはご存知の方も多いはず。
要約すると、以下の通りです。
・小説投稿サイト『小説家になろう(運営:雛プロジェクト 様)』から発祥した小説と、そのメディアミックスされた作品。
・また、『小説家になろう(以後:なろう)』に類する小説投稿サイト発祥の作品群。
・上記で主な雛形となっている展開を用いた作品に付けられている俗称を指す。
さて、これらの作品に限らず、大抵女性主人公またはサブヒロイン(狭義での脇役女性)という存在は必要になってくる。
男性主人公やサブヒロインを含めて、キャラクターの個性が作品の良し悪しを決めると言っても過言ではない。
世界設定等のストーリーなどは全体の2~3割と言ったところだろう。
さておき、私は『なろう系』にはヒロインもしくはサブヒロインとしてマグロ女子・女性(以後、マグロキャラクターをする)を入れるべきだと思っている。
言葉の妙は置いといて欲しい。さすがに不感症女子・女性などと呼ぶわけにも行かないし、その名称も正しくない。
しかし、すでにマグロの意味を理解している方は、訝しくさえ思っているのではないだろうか。
先の通り、ここで言うマグロとは、直に魚介のマグロを指すものではない。
マグロ、とは。性行為の時に横になったまま動かず何もしないことやその様。
また、性器への挿入前・挿入後に関わらず、無反応だったり動きがないこと。
その様子が、魚市場でエラなどを切り取られ、競りにかけられるマグロの姿の連想からこう呼ばれる。
昔は女性のみに使われる言葉だったが、最近では男性にも使われる。が、男性のマグロは少数で、原因に特殊性があることも多く無視する。
特に女性側がマグロである場合、男性ないしは攻め手側のテクニック不足がほとんどである。
精神的関係が構築されていないと、テクニックではどうしようもなくなっていまうことさえある。
説明の通り、基本的にマグロキャラクターのヒロインは男・女主人公(以後、主役とする)へ想いを寄せては居ない。
ただし、決して感情が薄いとか、心ない人物である必要はない。
逆に、こうしたマグロキャラクターこそ物語に関わる理由付けをしっかりすべきだ。
ストーリーを動かすものの、序盤~中盤にかけては主役に対して積極的なアクションを起こさないからである。
しかし、求められば協力する。いや、求められずとも役割が欲しいくらいだ。
そうなると、主役の活躍に応じて心を開いていくものの、見劣りしないくらい優れたマグロキャラクターを攻略しなければならない。
ただ、展開が早すぎればただのクールデレデレことクーデレとみられることになる。
遅過ぎれば飽きられる。難しいキャラクター設定なので、コツは後述する。
周囲のキャラクター達との関係、マグロキャラクターの掘り下げ、ストーリー展開など、様々な転で考えを深めてくれることだろう。
マグロキャラクターとて、病気等のイレギュラーがなければ性的興奮を感じるはずなのだ。
如何に、我ら主役側がテクニックを磨くかである。
これらを踏まえ、マグロキャラクターは作品の進化を促してくれること間違いなし!
今、なろう系に必要と言っても過言ではない。
さて、ポルノ分野においてマグロキャラクターの何が良いのか、という点についても解説しておこう。
既に述べている通り、攻め手側がテクニックを磨かないと独り相撲になる。それ自体が良いと言うわけではないが。
言ってしまえば、難しい対象の攻略に成功した際、そのカタルシスが至高というわけである。
もちろん、無表情キャラクターが好き、または欲情するという人は一定数以上いるのも確かだ。
しかし、今回は単なる無表情キャラクターではなくマグロキャラクターだ。腰を振ってズッコンバッコンだけでは性的快楽を感じてくれない。
男または攻め手側の独り相撲をコミカルに眺めるというのも、ポルノジャンルとしての楽しみの一つかもしれない。
なるほど、下手くそと誹り受けながらのマゾヒズム要素こそ、マグロキャラクターの利点ということか。
冷ややかにも思える無表情が多く見られるのはその所為といえる。
とまぁ、まさにこじつけである。
補足1$ヒロインとは
基本的に、ヒロインというのは女性主人公のことを指す。
男主人公と同等以上の立場で、物語の主眼となる女性キャラクターとも言いかえられる。
持論ではあるが、ヒロインという以上は男主人公に代わるくらいの人物でなければならないと思っている。
しかし、すべての女性キャラがそのレベルにあるわけではない。
それでいて、物語としてはヒロインと呼び主人公こと主役の傍に置きたくなる。特にハーレム物とされる作品には多い。
このように、広義の意味でのヒロインを脇役ヒロインとする傾向もある。
なぜヒロインという言葉が広義的に氾濫してしまったのかと言えば、やはりアダルトゲームの影響が大きいのだろう。
これは、(俗に)ハーレムルートでなくとも各女性キャラクターごとに個別のルートがあることがほとんどだからである。
ルートによっては誰もがヒロインになり得る。
個人的には、男主人公、女主人公、脇役という具合に端的な区分を設けたいくらいだ。
補足2$別の説
マグロの用語説明として、一説には以下のような記述もある。
元々は男性の同性愛者が使っていた言葉とされ、接頭語として「冷凍」が付くとも。
また、太平洋戦争後の東京にできた風俗店的な施設で、好みの相手と行為に及べたことを「上物を食った」と言ったことから。
一種のジョークが時代の流れに合わさって定着したものであるとされる。
後者の場合、褒め言葉として使われていたものが転じたようである。
補足3$犯罪からの観点
マグロ問題(勝手な名付け)は意外に根深い。
一つに夫婦など男女関係に起因する。特に、女性側の気持ちが冷めている場合に起こりやすい。
これは、一つ間違えれば強制わいせつ等罪になってしまう。
売春や性風俗であれば、買い手側の自尊心を傷つけてしまうなどして問題へと発展する。
演技も少なからず必要と考えれば、生命の営みを除いた性交渉というのはエンターテイメントなのかもしれない。
そして、最も気をつけるべき点は、真に強姦と呼べるそれである。
再三言ってきた通り、基本的に女性は無理やりな性行為に対して性的興奮を覚えない。男性に比べて、という注釈こそ入っても、その可能性は10分の1とも言われている。
生理現象でしかない分泌物、恐怖による萎縮、呼吸数の増加といった現象を「感じている」などと勘違いしてはいけない。
受け入れているのではなく、ただやり過ごそうとしているだけであることを肝に命じるべきだ。