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共有ストレージ  作者: 山田太郎衛門
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第3話 ストレージ

私のスキル「ストレージ」は便利だ。

生物は入らないけど、だいたい何でも入る。


私以外の人は私のストレージから物を出せないから強盗にあっても盗られない。

中にいれたものは時間が進まないみたいで出来たての食事を入れておけばいつでも

あつあつで食べられる。


18歳になると弟子を卒業し、独り立ちをした。


商人見習いのほとんどみんな、夢は一緒。独立して成功する事。

私もその多分にもれず、自分の店を持ちたいと思う様になっていた。


正直、家というのは案外安い。見習いの私でもあと1年くらいで買えるくらいに。

まぁそれもスキルのお蔭なんだけど。


スキル持ちの日当で金貨2枚くらいだろうか。

スキルを持っていない成人男性が銀貨10枚くらい。

女性、子供で銀貨7枚程の稼ぎが平均だろうか。


私のスキルは色々な方面で使えるのに希少性が高く、

仕事を選べばストレージで物を運ぶだけで日当金貨5枚くらいにはなる。


商人の弟子として師匠の手伝い扱いになると、これが金貨1枚程度になってしまうのだから

商人というのは本当にがめついと思う。

え?師匠だけじゃないと信じたい。うーん?信じていいかは分からないけど。


まぁそのくらいじゃないと商人と呼べないのかもしれないね。



話がそれたけど、今日から私は1人で生きていくのだ。


これからの人生の門出にと、せっかくの独り立ち記念だと奮発してこの町一番の宿に泊まる事にした。

商人には見栄も必要なのだと自分に言い訳をしておく。



え?1泊金貨20枚もするの??

…私は涙目になった。


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