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第31話指輪。

 宿舎に帰るとリリィが居た。あとの2人(ミキエル、エミリー)は見えない。どこかに行っているみたいだ。

リリィは一人で本を読んでいた。僕が開けた扉に気付いたのか、僕と目があった。


「おかえり!!なにやってたの……、ってなにこれ、凄いじゃない」



 リリィが僕の方に向かって来た。僕の作ったロケットランチャーをまじまじと見ている。



「すごい魔力を感じるわ。これは私の持っている銃をはるかに超えた銃だわ」



そこまで褒められると嬉しくなるな。銃使いに褒められるとはやっぱり僕って天才かな。



「いいだろう。使ってみるか。リリィなら使いこなせそうだしな」



満面の笑みを見せているリリィがいる。小さな身体から全身で表現し喜んでいる。



「ホントにいいの。約束よ。私なら使いこなしてやるわ。遂にこの封印されている闇を解き放たれる時がついに来たわ」

リリィが包帯をグルグル巻きにしている右手を左手で触りながら、不敵な笑みを浮かべていた。



 リリィが興奮冷めやらぬ時に、僕はさッと指輪を差し出した。

「そうだ。これやるよ。僕には使えないし、リリィだったら大切にしてもらえそうだしな」



 指輪をリリィ渡した。渡した瞬間、リリィは顔を真っ赤にして手で口を隠している。



「え……?これってどういう意味?え、え」



リリィの反応から僕は頭の中が?マークになった。なにかおかしかったのか?



「本当に私でいいの?なんで私に、え、ちょっと待って、待ってよ。私はそんな……、うーーーーー」



リリィが唸っている。おかしな奴だな。ロケットランチャーを使えるってだけでこんなに興奮したのか?



「ふ、ふーん。マサルも男の子だったのね。い、いいわ。私の何がよかったの?ねえねえ。本気なの?」



ますます?マークでいっぱいだ。何を言っているんだ?ロケットランチャーのことを言っているのかな。



「ああ、本気の本気だ。リリィだったら安心できそうかなって思ってね。君なら愛情をもっていると思うし。なんせ君は好きなはずだ」



 最初よりも顔が真っ赤になっている。まるでゆでだこだ。僕の目を見ていない。



「本気ってえぇえええぇぇえ、ちょっと心の準備が……。いきなりは困るってゆうか。なんで、うぅぅ、あんたみたいなヘタレに何されたって心までは自由にならないんだからね。うぅぅ」



 リリィが涙目になっている。身体をクネクネとしながら、未だに僕の目を見てくれない。



「ところでよ。なんで顔が真っ赤なんだ?お前、今日なんかおかしいぞ?」



「はー?あんたのせいじゃない。あんたがいきなり結婚指輪なんて私に渡すなんて……。しかも、エメラルド指輪。この指輪を渡されてら純愛とこの身を捧げないといけないのよ」



僕は、一瞬思考が停止した。……、はっぁああああああああ。結婚指輪????



「ちょっと待て。結婚指輪なんて聞いてないぞ。そんなつもりはない!!ただのプレゼントだ。変な意味で渡したんじゃないからな」



 リリィが口をぽかんとしている。見た感じ、は?って感じだ。



「……私をおちょくった罪は高くつくわよ。おりゃーーー!!!」



「ぐはぁぁぁぁああああああああああ」



僕はリリィに強烈な腹パンをもらって横に倒れこんだ。

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