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第26話 作戦会議。

まさかの崖から奇跡の生還をした僕だったが、このクエストだけは逃すわけにはいけない。クエスト報酬がいいのもあるが、あの悪魔やっくしーと約束しているエメラルドを採取しないといけない。

それにゴブリンが大量に出たとはいえ、魔王幹部がこの街にきてから一番難易度が低い採取クエストで失敗したのなれば他に行くクエストが無くなる。



「よし、お前ら、もう一度洞窟に戻るぞ。今度はゴブリンに近づかないようにしよう。殺されたらたまったもんじゃないからな」



「えー。もう帰りたい。羽根休めしたい」



堕天使ミキエルが岩の上で足をブラブラしている。クエストに飽きてしまったらしい。



「クエスト辞退は賛成できないわね。ただ行くだけでは、ゴブリンに追いかけられてさっきの二の舞よ。なにか作戦でもあるの?」


リリィがふぅーと息を吐いてから、僕とミキエルの会話に参加してきた。



「そうだな。ゴブリンに見つからないように慎重に進み、目的の金剛草とエメラルド採取するのはどうだ」



僕は安全に事なきを済ませたい。そう思っていたのだが。



「なんで、悪魔に逃げ隠れしなくちゃいけないわけ?それは天使である私、ミキエルが許しません。そうね。1体ずつぶっ殺していくのはどうかしら」



却下だ。お前追いかけられたばっかりだろうが。



「うむ。それもいい提案だな。先制攻撃だな。この右腕の包帯から邪神の力があふれ出しそうだ」



なぜかリリィが同調しやがった。阿保か、こいつらは。



「なに話してるんですか-。ゴブリンをぶっ殺す?いいですね。やっちゃいましょう」



……このパーティ抜けようかな。ふと上の空を見上げつぶやいた。



「いやいや、ちょっと待て、1体ずつ倒すのはいいがそのまま突っ込んだらさっきと同じだぞ。それにもっと酷い結果になるかもだぞ。僕にいい考えがある」



「なによ?教えなさいよ。もったいぶったっておいしくないわよ」

よーし。ミキエルが食いついてきた。



「そうだな、作戦は……」



僕は洞窟に入って以降、発見したことがある。この洞窟にはいくつもの行き止まりが存在している。そこにおびき出して数体ずつ挟み撃ちすればいいと思う。

それに悪魔は聖水が非常に効果的らしいから、今持ってきている聖水を使いつつタコ殴りの作戦だ。いつでも逃げれるように逃げ場の確保も忘れずに。



僕は簡単に今回の作戦を説明すると、みんなの役割を伝えた。



「リリィは魔法銃で撃ちっぱなし。ミキエルは回復役、それと勝手なことをするな。それとエミリーは壁となってみんなの援護だ」



「わかりましたー」


「了解したわ」


「なによ。私だけ勝手なことをするなですって。相手は悪魔よ。天使である私がやらなくてどうするのよ」



ミキエルの言葉をスルーして、僕はうなずいた。



「仮にもこれはゴブリンにあった時の作戦だ。会わなければそれはそれで良い。無駄な戦いを極力避けてミッションをクリアしよう」



「ふん。腕が鳴るわ。ミッションとか軍人教育時代が懐かしいわね。結果にコミットしている私には失敗って文字はないけどね」



リリィさん。フラグを立てないでいただきたい。



「絶対に勝てますよー。気持ちよく帰って勝利の美酒でも味わいましゅおー」



エミリーも、しかも最後噛んでるし……。



「私は天使、ゴブリンごとき、……」



「言わせねーよ。これ以上は言わせねーから。これ以上のフラグは回収できねーよ」


僕は、なら私もとフラグを立てようとしたので、我慢が出来ずに突っ込んだ。ミキエルはほっぺをぷくーと膨らましている。



「それじゃ洞窟に向かうとしますか。目的は採取だからな。金剛草とエメラルドの採取が終われば速攻で帰るぞ」



「「「おー」」」


本当に分かっているのだろか。不安になりながらも4人再び洞窟に戻った。

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