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第一話 接触

「容疑者の自宅からは、猟奇的内容の漫画が複数押収されており、今回の事件に影響を与えたのではないかと――」


 深夜、眠れずに付けたテレビから聴こえてきたのは、殺人事件の容疑者に関する言葉だった。布団に入ったまま、チラッと横目で画面を見る。スタジオ内ではコメンテーターたちが、既視感のある光景を繰り広げていた。

 この手の趣味の人間は犯罪者予備軍だという根拠の無い主張、その言い方をたしなめつつも否定しない物言い、自分が嫌いなもの全てを規制だと言わんばかりの叫びが、予定されていたやり取りのように展開している。

 こんなものを見ていたら余計に寝られなくなると、少年はテレビを消そうとした。


「なお、十河容疑者は――」


 容疑者の苗字が自分と同じだと知り、テレビを消すのをためらう。

 どちらかというと珍しい苗字だ。まさか、親類の誰かが……と思うと、気になって消すことができなくなる。

 じっとテレビの画面を見ていると、事件があった場所の地図と名前が表示された。そこは行ったことがない場所で、親戚がいるという話も聴いたことがない。まったくもって、自分とは無関係な土地だった。

 そのことに安堵してテレビを消すも、同じ苗字の人間が罪を犯し、あれこれ言われているのは面白くなかった。


 何故、殺人事件の報道なんてあるのだろう?

 それを知って得をする人がいるのだろうか。被害者の家族なんて、自分の身内がどんな殺され方をしたのか、見知らぬ人間にまで知られて大変だろうに。犯人の家族だって、自分が犯した罪でもないのに、犯罪者と同列に扱われる可能性もある。

 そもそも、犯人の名前や顔を伝えたところで、彼らにどう接しろと言うのか。あの事件を起こした人物だと知って警戒せよという意図があったとしても、名前や顔は幾らでも変えようがあるし、出所しましたというニュースは流れないので警戒しづらい。経歴も誤魔化そうと思えばやれるのではないか。更生したら過去のことは水に流せというのなら、最初から伝えない方が受け入れ易いというもの。

 身も蓋もない話をすれば、こういう事件があったから再発を防ぐ為にというケースよりも、模倣犯が増えるリスクの方が多い気がする。こんな報道なんて無い方が、世の中はマシになるんじゃないのか……。


 少年は、こういうニュースを見るたびに、そんなことを考えてしまうところがあった。そして最後には、自分にはどうしようもないことを、ああだこうだと考える自分が嫌になり、ニュースも自分の考えも忘れようと頭を整理するのだ。

 少年の名は十河良。サラサラとした黒髪に、色白の肌が特徴的な東北の高校生。中肉中背で愛想笑いが得意、クラスでは目立たないが、敵もいないというタイプになる。


 嫌なニュースを見てしまったせいで、不快さが眠気を何処かに連れて行ってしまった。気分転換にと再びテレビを付け、違うチャンネルに切り替える。


「こちらが容疑者の自宅にあったものと同じ漫画になります。この漫画は一昨年の暮れに起きたバラバラ殺人の容疑者も――」


 切り替えたチャンネルでも、同じ殺人事件を取り扱っていた。テレビ画面には漫画のコマが大きく表示されている。


「それがあれば、必ず殺人犯になるのかよ。じゃあ、殺人犯の家にテレビがあって、あんたらの局が映ったら、その漫画と同じことが言えるんじゃないのか。同じ理屈なら」


 良は苛立つ気持ちをぶつけるように、ボソボソと独り言を呟いた。


「何年、同じ報道をしてるんだか。その原因があれば、必ず同じことが起きるのかよ。違うだろ? 殺したいって目的があるからしてるんだろうに」

「それはアルフレッド・アドラーの思想か?」


 誰かが自分の独り言に答えた気がして、良は辺りを見回したが誰もいない。テレビの灯りしかない自分の部屋だ。

 それなら、テレビから流れてきた音声かと思ったが、画面は既に醤油のコマーシャルになっていた。明らかに内容が違う。

 気のせいだろうとチャンネルを変え、海外の風景だけを映す番組にし、それを見ながら眠気がやってくるのを待った。





 10月11日、火曜日。

 片道2時間近くかかって学校に着く。地元の駅までは自転車、そこから電車に乗り換え、学校近くの駅からも自転車。いつもの道程だ。

 良は自分の家から通える範囲で一番遠くにある公立の高校を選んでいる。理由は進学校と呼べる中で、もっとも偏差値が低かったからだ。高校受験で落ちるのだけは避けたいと思い、試験当日に体調が最悪でも受かる学校にした。ただ、いくら落ちたくないからといって、答案用紙に名前を書けば入れるようなところは、ガラの悪い生徒ばかりだと聴くので避けている。


「よぉ」


 2年D組の教室に入ると、小太りの少年に声をかけられる。クラスメイトの大久保毅だ。彼は縦に伸びず、横にだけ成長した体つきで、頭を丸刈りにしている。

 高校の制服は男子が学ラン、女子がセーラー服だ。


「おはよう」


 挨拶を返す。

 毅の隣には眼鏡をかけた優男が立っていたが、彼は声を出さずに軽く手を挙げただけだった。五十嵐祐樹の挨拶は、いつもこんな感じだ。無口な訳ではない。自分が喋りたいこと以外は雑な反応しかしない。

 彼の体つきは細めで、髪は真ん中分け。パッと見では神経質そうに見えるが、実際には興味のあるなしで、大雑把にも神経質にもなる。

 この二人と西尾大輝が、クラスにおける良の主な話し相手だった。話し相手ではあるが、友達というわけではない。友達かと訊かれれば、便宜上は友達と答えるかもしれないが、良自身としては知人という認識になる。

 良と西尾大輝の席が出入り口付近にあるので、彼らは休み時間になると、出入り口付近に集まるのが常だった。


「大輝は?」

「また遅刻じゃね?」


 教室を見渡して良が訊くと、毅がヘラヘラした顔で答えた。

 大輝には数学のノートを貸している。今日の授業までに返してくれるか、それが少し気掛かりだった。


「なぁ、良。なんか面白いことない?」

「別に、何も……」

「ハハッ、いつも同じ答えじゃねぇ?」


 いつも同じことを訊いてくる毅に言われると少しイラッとするが、ついつい愛想笑いをして“そうだね”と頷いてしまう。


「毅の質問が同じだからだろう。たまには訊き方を変えたらどうだ? 何か面白い番組を見たか、本を見たか、ゲームをしたか、情報を得たか。具体的に訊けば、反応も違うというものさ。同じ問いなど屋上架屋」

「難しい言葉を使うなよ、なぁ?」


 苦笑いする毅を見て、祐樹は得意げな顔で眼鏡を上げる。


「別に難しくなどないさ。習うより慣れろ、日ごろから使ってこその知識だ。良なら、わかっただろ?」

「ごめん、僕も知らない言葉だった」


 やれやれといった感じで祐樹が肩をすくめる。相手が知らないだろうと思って、敢えて四字熟語を用いるところが彼にはあった。


 そんな話をしている内にホームルームの時間となり、担任の安東美奈代が入って来て出席を取った。彼女は三十路の女教師で、担当科目は数学になる。黒髪ワンレンボブのヒラメ顔で、いつも好んでスーツを身にまとっていた。

 今日の欠席は西尾大輝、保坂美優の二人。大輝は遅刻だろうし、もう一人は何らかの理由で遅れているのだろう。もしかしたら、保健室にいるのかもしれない。何せ、彼女は毎日のように、嫌がらせを受けているのだから。

 嫌がらせは、去年のある時期を境に始まった。その発端となったのは、人気のある先輩を振ったことにある。その後から、彼女の性格が悪いといったような噂が広がり、入学時には仲が良かった女友達も離れていったと聴く。


「欠席は西尾君、保坂さんの二人ね。何か連絡事項がある人、いる?」


 出席簿を閉じて担任が問うも反応はない。


「いない、と。それじゃ、一限目の授業を始めるわね。この間のテストを返すから、名前を呼ばれたら取りに来て。五十嵐君」


 祐樹の名前が呼ばれる。出席番号順だ。

 毅や他の生徒が呼ばれた後、自分の名が呼ばれたので受け取りに行く。84点だった。

 教室内では、点数を見て溜め息をつく者、ホッとする者、答えを確認する者、実に様々な反応が見られる。


「平均点は59点。私の説明がロクに伝わってないかと思うと悲しいわ。ねぇ、もっと努力してよ。あなたたちのデキが悪いと、私の教え方が下手だと思う人がいるのよ」


 教卓を爪で叩きながら担任が言う。


「あなたたち、知ってる? 文系より理系の方が、生涯賃金が高いのよ。アホなババア作家が、数学なんて社会に出ても役に立たないとかほざいてるけど、それは間違いなの。いい? あなたたちがやってるゲームのプログラムなんか、数学の知識が詰まってんのよ。聴いた話だけど」


 聴いた話を元に数学の重要性を主張する。それは、テストを配布し終えた彼女が行う儀式のようなものだ。これをやらないと気が済まないらしい。


「知り合いから聴いた話なんだけど、プログラムっていうのは、論理的な思考をする癖をつけるのにいいそうよ。最近じゃ、便利な開発環境もあるみたいだけど、使える人材になるなら数学で脳を鍛えないとダメなのよ」


 重要性を主張する割に、彼女がプログラムを組んだという話を聴いたことが無い。プログラムには多くの言語があるが、それに関して言及したこともない。

 教師というのは自分を棚に上げて話すところがあると良は思っていた。独自性が大事だと言いながら、他人の言葉の引用ばかりする校長をはじめ、“健全な精神は健全な肉体に宿る”が口癖なのに、不摂生が服を着ているようなのもいる。

 もしかしたら、レベルが低い学校に来てしまったから、こんなにも程度の低い輩ばかり目にするのだろうかと考えるところもあった。


「点数が悪かった人は反省するように。今後の数学の授業は、このテストで51点以上だった人がD組で、51点未満だった人がA組で山岸先生に教えてもらうことになるから。理解力に応じたクラス分けよ、感謝しなさい。はい、移動して」


 担任が手を叩いて、50点以下の生徒を教室から追い出す。

 祐樹は残ったが、毅が出て行く。廊下にはA組のピンバッチを付けた生徒が並んでいた。A組で51点以上だった人たちだろう。


「A組の人、入っていいわよ。空いている席に座って」


 担任の言葉に従って生徒たちが入って来る。知り合いの顔を見つけて、隣に座る者もいれば、座る場所に迷う者もいた。良の近くにも知らない生徒が座る。


 ふと、教室に入ってこない生徒に目が行く。A組ではなく、D組のバッチを付けている。ホームルームでいなかった保坂美優だ。

 人気のある先輩から告白されただけあって、その容姿は他の女生徒よりも目を引くものがある。透き通るような肌で少し垂れ目気味。長くてつややか黒髪を後ろで一つに結って、前の方に垂らしている。表情が曇ってなければ、見ているだけでも心が安らげそうな子だ。

 自分のクラスに他のクラスの生徒が入って行く一方で、出て行く生徒もいるのを見て、どうしたらいいのか彼女は戸惑っている。そんな風に思えたので、良はノートの隅に“今回の数学のテストで51点以上はD組、51点未満はA組で授業”と大きめに書き、彼女に見えるようにした。

 それを見たのかどうかは知らないが、彼女は小さく頷いて教室に入って来た。担任の元へと行き、テスト用紙を受け取ると空いたままだった自分の席に座る。


 彼女が嫌がらせを受けていることもあり、声をかけて知らせるというのは良の選択肢になかった。彼女に近づくことで、自分も嫌がらせの標的になるのは避けたいからだ。かといって、教えないままなのもバツが悪い気がして、ノートに書いて知らせる方法を取っている。これなら、彼女に教える為にではなく、自分が忘れない為のメモだと主張できると考えたのだ。

 思えば、こんな感じで彼女を手助けするようなことが何度かあった。正義感からそうしているのではないし、彼女に好かれたくてしているわけでもない。嫌がらせを受けている子とはいえ、自分も嫌がらせをしている連中と同じに思われ、嫌われるのが怖かったからに過ぎない。

 人に嫌われるのが怖いから、人の顔色ばかり窺い、自分の意に反した話題にも合わせ、誰かの意見を否定することはしない。それが十河良の生き方だった。


 数学の授業はテストの答え合わせで終わった。

 担任の安東美奈代が出て行くと、授業が終わるのを待っていた生徒が入って来た。同時に、教室から出て行く生徒もいる。

 その人の流れを見ていると、わざわざ保坂美優の席の前を通り、彼女の机を蹴っていくA組の女生徒がいた。珍しい光景ではない。複数人で彼女に詰め寄っている場面にも遭遇したし、髪にガムを付けられた彼女を見たこともあった。

 くだらないと思いながらも、良は見ないフリをする。


「良、何点だった?」


 良の元にやって来た祐樹が訊く。


「84点」

「そうか」


 テストの点数を見せると、祐樹は意外そうな顔を見せた。人に訊いておきながら、自分の点数を言わないところからするに、84点より下だったのだろう。それ以上の点を取っていたら言ってくる。祐樹にはそういうところがあった。


「ヤベェ~、もう終わったのかよ」


 頭を掻きながら男子生徒が入ってくる。西尾大輝だ。

 良の主な話し相手の一人であり、グループ内の中心人物になる。彼の肌は浅黒く、体つきがガッシリしていることもあって、見た目の威圧感はクラス一だった。ご自慢のウルフカットは襟足が長く、学ランの下にワイシャツではなく、私服を着るのがオシャレだと思っているところがある。

 その服は、知人に頼んでネット購入していると何度となく聴かされている。彼が言うには、自分に合う服は東北の田舎町にはないそうだ。頼んで購入してるのは、ネットショップの利用が面倒、決済方法的な問題だと言っていた。


「大輝、今来たとこ?」


 大輝に続いて、毅が教室に入って来る。


「よぉ、毅。お前だけ、トイレにでも行ってたのか?」

「俺だけA組で授業。たぶん、大輝もじゃね?」

「どういうこった?」

「数学のテストの点数で分けたのさ。51点以上はD組、51点未満はA組で授業ってね」


 祐樹の説明を聴いて、大輝が渋い顔を見せる。


「デキの悪いのはA組行けってか、面倒くせぇ~」

「それより大輝、今日はどうしたんだよ?」

「遅刻した理由か? ドラマの一挙放送のせいだ。あんなんやってたら見るしかねぇ~っての。お蔭で寝不足だぜ。あぁ、だりぃー」


 ただの寝坊なのに、なんで偉そうなんだろうと思いながら、良は愛想笑いを浮かべて“大変だね”という顔を見せる。寝不足を自慢するヤツの理由は大概、こんなくだらないものだ。彼らにとって寝不足とはファッションアイテムのような存在で、忙しい自分をアピールしただけのような気もする。


「テスト前に貸した数学のノートのことなんだけど……」

「ノート? あぁ……」


 言いにくい話を切り出す。


「ノートがどうしたって?」

「返してほしんだけど」

「返す? 俺、てっきり貰っていいもんだと思ってた」


 あげるなんて一言も言っていない。勝手に自分にとって都合のいいように解釈する。そういう傾向が彼には多分にあった。


「だってよ、もうテストは終わったんだぜ? ノート見て振り返ることもねぇ~だろ」

「そう……」

「だから、いいよな?」


 笑顔で言って大輝は良の肩を叩いた。反射的に愛想笑いを浮かべてしまったことで、大輝は了承してもらったと受け取り、寝不足になるまで見たドラマの話を始める。

 幾度となくしてきたこんなやり取りを歯がゆく思いながら、良は大輝が話すドラマの内容に相槌を打った。





 帰宅後、夕食を取った後に自室のベッドに寝転がる。

 まだ中学生の弟が隣の部屋でテレビを観ているらしく、時折りゲラゲラと笑う声が聴こえてきた。それ以外の音といえば、風が窓を叩く音くらいだろうか。

 軽く息を吐いて目を閉じると、学校でのやり取りが甦る。

 ノートを返してもらう予定だったのに、返さなくていいことになってしまった。祐樹からは知らないこと前提で話を振られている。毅には同じことを訊かれ、同じように答えたら笑われた。そんな些細なワンシーンを思い出しては、あの時もっと別の言い方をしていればと後悔するのが良の日常だった。

 次に、彼らがこういう出方をしてきたら、どう切り返すのがベストか、というのを頭の中でシミュレーションする。こう言ってきそうだから、どう言えば自分が苛立たずに済むか。そんなことを幾度となく考えてきたが、それが役に立った試しがない。思うような展開になっても、相手の意見を否定してしまう言葉には、無意識のうちにブレーキがかかってしまう。否定して嫌われるのが怖いからだ。


「クソッ……」


 思い出して苛立ち、ベッドの上の布団を蹴る。

 このままでは頭の中が嫌なことでいっぱいになると思い、気分転換にとテレビを付ける。映し出されたのは昨日の夜に見たニュースの続報だった。


「十河容疑者が犯行に使ったとされる凶器ですが、例の漫画にも登場していることがわかりました――」


 またかよという想いが良を不快にさせる。


「だから、その漫画の読者が全員、犯罪者になったのかよ? 叩きやすい何かを叩きたいだけだろ? 自分は犯罪者とは違うって、そういうのを見つけて安堵したいんだろ? 視聴者層が嫌いなものなら叩いていいと思ってんだろ? わかり易い原因が欲しいんだろ?」


 ボソボソと独り言を言ってるうちに、大輝の顔が思い浮かぶ。


「何がテストが終わったら、ノートを見て振り返ることもないだ……。お前とは違うんだよ、僕は。どうせ無くしたんだろ? それをチャラにしたいって目的の為に、変な理屈を持ち出すなよ」


 起き上がって枕を叩きながら言い続ける。


「じゃあ、テストが終われば、お前はノートを全部捨ててるのかよ。違うだろ? テストが終わったって原因とか関係なしに、目的があるから言ってるだけだろうに!」

「それはアルフレッド・アドラーの思想か?」


 昨日も聴いた声がする。

 テレビの音声かと思って見てみたが、ニュースはスポーツの結果に変わっていた。部屋を見渡してみたが誰もいない。

 ただ、ドア付近の空気が揺らいでいた。その空気の揺らぎは人の形をしており、その境目は金粉が舞っているかのように煌めいている。


「それはアルフレッド・アドラーの思想か?」


 声は空気の揺らぎの方から聴こえてきていた。

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