火魔法雑に
◇火魔法
・種火 《イグニス》
消費魔力:1
説明:指先にほんの小さな火を呼び出す魔術。影響力の非常に弱い魔術であるが、天候によらず火を起こせることから旅人には重宝される。魔術の造詣は無いが、これだけは覚えているという者も少なくは無い。
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・小さき火 《スモールファイア》
消費魔力:3
射程距離:8m
説明:拳ほどの大きさの火を呼び出す魔術。呼び出した火は十数秒で消えてしまうが、消えるまでの間であれば投げたり、ぶつけたりすることが出来る。制御が甘いと自分も火傷をしてしまうことから、間抜けな様子を「自分の火で火傷する」と表現することもある。
・閃めく瞬炎 《フラッシュ・イグニス》
消費魔力:5
説明:手のひらの上に閃光を発する火を呼び出す魔術。呼び出した火は熱や音は殆ど発さず、瞬間的に消滅する。夜間であればその光は数キロ先まで確認できるため、伝達手段として用いられることもある。
・篝火 《バーンファイア》
消費魔力:3
効果時間:1min
説明:小規模な焚き火程度の炎を呼び出す魔術。維持に薪などは必要ないが、術者による制御を必要とする。また、雨天や寒冷などの不安定な状況では制御が困難になる。一部の軍隊では、行軍中の物資の節約のためにこの魔術を専門に訓練する部隊が存在する。
・火の波動 《ファイアウェーブ》
消費魔力:13
射程距離:10m
説明:一方向に直進する炎の波を呼び出す魔術。進行方向には長い射程を持つが横幅は両の手を広げた程度であるため、広い場所では扱い辛い。
・穿つ熱線 《ピアシング・レイ》
消費魔力:15
射程距離:30m
説明:照射された物体を焼き貫く熱線を呼び出す魔術。消費魔力に対して影響力の大きい魔術ではあるが、その魔力制御の難易度と詠唱の長さから敬遠されがちである。魔力制御力の高さを顕示する目的で学院出身の魔術士はこの魔術を多用する傾向にある。
・焔火 《マナ・フレイム》
消費魔力:7
射程距離:8m
説明:人の顔ほどの大きさの炎を呼び出し、撃ち出す魔術。速度は然程速くは無いが、その強大な熱量は仮に直撃しなかったとしても十分な熱傷を負わせる。魔物退治に使われる魔術の一つとして広く知られており、また、一人前の魔術士としての登竜門的な魔術でもある。
・撃ち出す炎 《ファイア・ショット》
消費魔力:9
射程距離:13m
説明:両手の拳程の大きさの炎を呼び出し、高速で撃ち出す魔術。焔火と比べて火力はやや低くなっているが、射出された矢と同程度の速度で飛ぶため、回避することは困難になっている。
・拡散する炎塵 《フレアダスト》
消費魔力:18
効果範囲:半径5mの球体
説明:指先ほどの小さな炎を無数に呼び出し、拡散させる魔術。拡散した炎は術者から一定の距離を維持しながら飛び回る。一つ一つは小さな炎ではあるが、飛び交う炎の中で冷静でいられるものはそう多くは無いだろう。
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・炸裂する火炎 《クラッカー・ファイア》
消費魔力:13
射程距離:8m
説明:両手の拳程の大きさの圧縮された炎を呼び出し、撃ち出す魔術。撃ち出された炎は術者の制御によって炸裂し、その周囲に無数の炎を振り撒く。見た目や詠唱が撃ち出す炎と似通っているため、両者を虚実組み合わせて利用する者も多い。
・魔法使いの火 《ウィザーディング・ファイア》
消費魔力:3
効果時間:10min
説明:熱を持たず、何も燃やさない火を呼び出し、周囲に浮かせる魔術。魔法使いの蝋燭とは異なり、術者から離して呼び出すことができるため両手を使うことができる。名前こそ「魔法使いの」火であるが、両手を開けられる有用性からこの魔法を覚えようとするものは多い。
・炎の障壁 《ファイアウォール》
消費魔力:18
効果時間:2min
射程距離:30m
効果範囲:3m*2m*0.5m
説明:壁状に広がる炎を呼び出す魔術。物理的な物体をを防ぐことはできないが、魔術効果や生物の侵攻を妨げることができる。呼び出した炎は術者が魔力を注ぐ限りはその場に残り続ける。
・火炎纏い 《ファイアベール》
消費魔力:9
効果時間:3min
説明:対象に纏わり付く炎を呼び出す魔術。纏わせるためにはその対象に触れている必要がある。纏わせる対象も燃やしてしまうため、剣などの武器や撃つ直前の矢などに行使して使うことが多い。またこの魔術の効果中、対象は一時的に魔力が付与された状態になる。
・追従する焔火 《フォロー・フレイム》
消費魔力:7+任意
効果時間:30min
説明:魔力を蓄積することができる炎を呼び出し、自分に追従させる魔術。蓄積した魔力を利用することで、詠唱を省略して火の魔術を行使することができる。また、蓄積された魔力が無くなった時点でこの炎は消滅する。