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野良怪談百物語

医者

作者: 木下秋

 腰痛に悩むJさんが急な腰痛に耐え兼ねて、整形外科に行った。



「二週間くらい前から腰が痛くって……。寝返りも打てないんです」



「ふむ……なるほど。足が痛んだり、痺れるわけでも無い?」



「はい。腰だけです」



 ――触診を済ませると、レントゲンを撮った。……それでも、原因はわからなかった。



「骨に異常は無い様ですねぇ」



「はぁ……」



 レントゲンに目をやっていた医者は、チラリとJさんを見た。



「急で失礼ですが……Jさん。最近何か、罰当たりなことしました?」



 ――Jさんは、ギクリとした。


 一ヶ月ほど前。友人と酒を飲んで相当に酔っ払ったJさんは帰宅途中、K坂という所にある地蔵に“空き缶”を投げつけたのだ。


 缶は地蔵の頭に当たり、Jさん達は大いに笑った。



「とりあえず、湿布出しときますから」



 ――お大事に。



 Jさんは処方箋を持って隣の薬屋で湿布を買うと、家に帰る前にK坂に向かった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 比較的読みやすい [気になる点] 短い、おちがない [一言] もう少し長くおちを付けてみてはどうでしょうか?
[良い点] 比較的読みやすい [気になる点] 短い、おちがない [一言] もう少し長くおちを付けてみてはどうでしょうか?
[一言] つまりどういうことでしょう?? 空き缶と腰が関連してる的なことですかね……?
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