07:世界を見て回ろうかと思ってます。
テストでかなり日数空いてしまいました><
結果は7教科平均80でした( ・´ー・`)
頭で今後をどうするか考えながら黙々と歩いていたらいつの間にか広場(湖)近くに着いていた
(前から考えてた『旅にでる』の札を切るかな。この森じゃあそろそろ限界だろうし)
実際ステータスはさっきの冒険者たちを殺した経験値と魔術師を喰らったことでレベルは上がっただろうが立場的には厳しいものになった。
「れい~!おかえりなさい~~~ッッい!」
広場の中心に行くとリアが先ほどの男までとは行かないが尋常ではない速さで抱きついてこようとするリアが迫ってくることを知っていたので人型になり受け止める
(前世の体だったら粉砕骨折だよね)
『ただいま。ご飯持ってきたけど食べる?』
「たべる!!」
言うが早いか人の色をした手が茶褐色へと変化していき3秒も立たないうちに腕が木の根へと変貌し僕の体の中へ侵入してくる。
(最初は大丈夫か心配だったけど今じゃあもう慣れたよね。うん)
1年の間リアと一緒に過ごす中で365日の内350日くらいは僕がエサを獲ってきていた。
当のリアは僕の体へと腰を降ろしご飯を食べてご機嫌だ。
(食べ終わるまで時間かかりそうだな。【ステータス】)
名前:レイ 性別:??? 種族:身液族・グリーンスライム RU:1
Lv:28 HP:5840/5840 MP:582/582
筋力:219
技術:201
俊敏:361
体力:369
知能:170
運 :166 LvUpBP:80
スキル
パッシブ :暴食の悪魔の加護 可能性の化身 BPUP 大器晩成 自然同調
アクティブ:暴食 分析 鞭打 溶解液 下級水属性魔法
暴食スキル
パッシブ :野生の勘 魔力操作
アクティブ:殺意の波導 下級火属性魔法 中級風属性魔法 中級雷属性魔法
常用魔法 亜空間魔法
称号
暴食の愛を受けた者 森の主
死に物狂いで戦ったんだからあと5くらい上がってもいいんじゃない?・・・大器晩成のせいだよね・・・。
まぁそれでも4も上がったんだからまぁいいか。ステータスはいつも通りでいいかな。
(あっ暴食スキルが増えてる・・・魔力操作、中級の風・雷、亜空間魔法ね。風は下級から中級になったの か。)
スキル名:中級風属性魔法
効果 :範囲魔法を使用できるようになる。
例:エアストライク(空中からの風属性範囲魔法)
スキル名:中級雷属性魔法
効果 :範囲魔法を使用できるようになる。
例:チェーンライトニング(一体に当たったら連鎖的に他の獲物へとつながってゆく
スキル名:亜空間魔法(劣化空間魔法)
効果 :自分の魔力を使い自分だけの亜空間を作り出すことができる。
一度作り出した空間は半永久的に存在し続けその空間を作り出した人間だけが開けることが 可能。アイテムボックスなどの代わりに用いられる
スキル名:魔力操作
効果 :体外・体内の魔力操作が円滑になる。
魔法使用時の使用MP減少 体外・体内の魔力をある程度感じることができる
(一回だけでこれだけのスキルを取れたのは運がよかったな。)
暴食の結果に満足しながらいつもどおり体力・敏捷に5:5で振り分ける。
最後に上から下までのステータスをザっと見ていくとRUが0から1へと変わっている。
(RUが上がってる?スライムの成体化はRUに分類されるのか?
ってことは条件を満たして成体化するような生物の成体化はRUに分類される?)
元々ない頭で必死に考える
(あああああああ!!!【こっち】に来てからの謎なんてほとんど消化してないのにまた知りたいこと増やしてどうすんの僕!?)
「???どうしたの?」
『な、なんでもないよリア』
不思議そうに聞いてきたリアにハっとしすぐに冷静になる。
(そういえばなんか精神が不安定・・・?)
考えてみれば思い当たることが多々あった。前世なら抑えられていた戦闘衝動だって今回は久しぶりだからといってもハイになって『意味のない行動』さえとってしまった。
予想外のことなどが起きるといきなり精神が落ち着かなくなったりする。
前世の僕の『|良いところ(悪いところ)』はどんな時でも感情を殺せることだった。
それができなくなってる?
そんな考えがずっとグルグルと頭の中を駆け回る
(やめよう。感情が殺せなったところでデメリットなんかないし。・・・・・・逆にメリットがあったしね)
手を伸ばしてリアの頭を優しく撫でる
「ん~?んあ~・・・」
ご飯を食べ終わっていたリアは撫でられると気持ちよさそうに身をよじりウトウトと体重を僕に預けて眠ってしまった。
その様子にレイは心の中で微笑みながら考える
(もう猶予はない。森で人間を殺した時に僕を観察してたやつ・・・アイツは多分ギルドのヤツだ。
だとしたら一週間後・・・いや。もしかしたら明日にも来るかもしれない。出て行くなら・・・明日か)
『・・・リア、君はどうする・・・?できることなら―――――』
ホタル草の放つ人工物では出せない優しい光が二人を包み込んでいた