05:1年ちょいたってました。
ヒロインちゃん登場。
生まれたこの森で生活すること1年とちょっと(推定)。
この森には森神様と呼ばれる神様がいるんだそうな。それがあの湖らしいよ。
まぁ人間が作った伝説らしいから本当かは知らないけど。多分戒めのために勝手に作ったんだと思う
それにしてもこの森は冒険者とかいう人間が結構入ってくるから危険が多かった。
魔物・魔獣は聖地結界(侵入を防ぐ壁みたいなもの)とか言われる魔法を展開してるから居ないらしいけど。
珍しい薬草などが森に群生しているらしく、街から離れたこの場所の道中が危険なので冒険者に依頼しているそうな。
なんで僕がこんな情報を知っているかというとこの森の聖霊のドリアードが教えてくれた。
ちなみに魂には格があり、その格は上がることもあるという。人間、獣人、エルフ、魔人、魔物、魔獣を通常とすると
通常、精霊、聖獣、聖霊、神格獣、神格霊で右に行けば行くほど格が高く成長率が高いらしい
リアはその中の聖霊でまだランクアップもしていないので今後格が上がることもあるらしい
まぁ魔物がいない森に魔物がいたらどうなるか・・・わかるよね?案の定冒険者が来たけど全部たべたよ!一人を除いて吐きそうになったけどね。その一人というのが貴族っぽい格好をした女だったんだけどね。持っている魔力(MP)の問題なのかな?
1年も生活していて、しかも冒険者を食べていたら必然的にレベルが上がるわけで
名前:レイ 性別:??? 種族:身液族・グリーンスライム RU:0
Lv:24 HP:5120/5120 MP:452/452
筋力:201
技術:184
俊敏:345
体力:357
知能:155
運 :154 LvUpBP:0
スキル
パッシブ :暴食の悪魔の加護 可能性の化身 BPUP 大器晩成 自然同調
アクティブ:暴食 分析 鞭打 溶解液
暴食スキル
パッシブ :野生の勘
アクティブ:殺意の波導 下級火属性魔法 下級風属性魔法 常用魔法
称号
暴食の愛を受けた者 森の主
ドリアードに聞いたけどLv63の自分よりステータス高いって泣きそうな顔で言われた時は焦った。
どうもドリアード・・・リアの話によると僕は規格外らしい。通常BPは1~7程度なのが僕は20。だってさ~規格外にも程があるって木の根で叩かれた。
ただ僕が倒した敵をリアが倒すと70にはなるっていう話だから大器晩成の必要経験値上昇でかなりの量が必要になっているんだろう。
そして称号を見てもらうとわかるけど前まで収めていたラオウルフとかいうデカイ狼をギリギリで食らったら称号が勝手に森の主になりました。
そろそろランクアップが来てもおかしくないはずと思っていたがグリーンスライムという最下級(笑)モンスターのままだったのでリアに聞いてみたところ
それ以前にまだ幼体のままらしい。
成体になるとアメーバ状態から個体状態になれるようになるらしい。
これは身液種の中でもスライム類だけらしい。成体になるとある程度知識もつくらしく人型になるものもいるらしいので僕が人型になっても何ら問題ないだろう
「れい~!ハァハァ・・もりの・・・いり・・・ぐちゲホ!ゲホ!にぃ・・・」
猛ダッシュで近づいてきたのは緑の髪を後ろでまとめ髪にしている幼女。人と違うのは体の所々から木々が見え隠れしているということ。それより体力50ちょいなのによく走ってこれたね。
『落ち着いて。どうしたの?』
ちなみに話せるようになったわけではなく【自然同調】によって植物や理性のある動物と会話ができるようになった。
「ハァ・・・ハァ・・・もりのねいりぐちにねにんげんがねたくさんいたの!!」
舌足らずな喋りで頑張って意思を伝えようとぴょんぴょん跳ねながら僕に報告する。
多分一人仕留めそこなったやつが僕のことを報告したんだろう。
『人数はハッキリわかった?』
「えーっとね・・・いち・・・にぃ・・・」
リアは目線を上にして指折りをしながら数える
「たぶんきゅうにんくらい!」
『そっか。ありがとねリア。疲れてるでしょ?少し休んでて』
触手を伸ばしてリアの頭を撫でながらお礼を言うと気持ちよさそうに微笑む。
「わかった~。れいいってらっしゃい~」
『はい。いってきます』
リアはかなり軽い調子で今から戦いに行くとわかっているのかわかってないのか・・・
10/13:魂格の説明が二つあったので片方削除