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13/13

13:執事曰く神速は問題児

全員の自己紹介が終わってさぁ食事をってところでぃきなり闇虎が召喚された。

一瞬皆ビックリしたけど【ご主人】の悪い癖だろうなぁ。またガイアスに殴られるぞぉ~


「んんぁー今回も外れなのヵなぁ?」


まぁ僕はこういうの好きだヵら乗らせてもらうヶどね!ぃゃだなぁー皆こっち睨まないでよぉー


視線を一人と一匹に戻すと人型を取っているスライムが雷を纏って腕を鞭のようにして攻め立てている所。

こういう格下の戦闘を見て「遅い」とかはまったく思わない。僕たちみたいなのが【異常】なだけだからね。逆にそういうことを思うってことはソイツはソレと同じ次元だってこと。


「ぉっと危なぃ」

ボーッと見ていたら中級魔法が飛んできてちょっとビックリ、最下級の最下級、子供が遊びで倒すようなグリーンスライムが中級雷魔法を使うなんて思わないでしょ?


闇虎に最下級種族程度の中級魔法は役不足ー

「ぁっ吹っ飛ばされた」


闇虎の横払いにあたって数m先の壁にめり込んだスライム・・・スライムって液体なんじゃないの?ちょっとあの体触ってみたいかも



しかしその楽観は一瞬で消え去った



闇虎は聖霊に圧し掛かり口を開き聖霊を捕食しようとする。


「ァレ野生じゃん?主人?」

腰の刀を抜いてご主人の首に突きつける。

先程まで見世物を見てたようにしていた面々もすぐに助けられるように各々の武器に手をつける。「もしも」がないように、絶対に間に合うように


「問題ない。」


『闇よ!喰らえ!』


スライムの影から闇が湧き出し闇虎の背を骨までは行かなかったが抉り取る。闇虎は肉体が損失した痛みに咆哮を上げ聖霊から飛びのき距離をとる。



ソレをやった当のスライムはもう先程の形容を留めてはいなかった。

体は一つの黒い塊となり自分の体を捜すように体を何度も何度も変え続ける。


数分間体を変化させ続け次第に形がハッキリとしてくる。その姿を一言で表すなら「半牙獣族」

顔のつくりは飛燕に似ていてスッとした顔立ちで怖い系イケメン。


完全に体が定着したのか目を開ける。  その瞬間にご主人以外臨戦態勢で後ろに下がった。



力で負けてるとかじゃない。逆に圧倒的に僕達のほうが強い。そんなこと関係ない本能的な『恐怖』全身を気持ち悪い気配に包まれて落ち着かない。



「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!ジネ!グワゼロ!」

体中を闇で纏い闇虎へと向かっていく。対する闇虎は完全に力の差と恐怖に飲まれており一歩も動くことができずに走って近づいてくる男を見るだけ。


元スライムの手が闇虎の頭を掴み持ち上げ――――――首に喰らい付いた。

喰らい付いたまま押し倒しそのまま闇虎ごと闇に包まれてくぐもった骨が砕け肉が軋み千切れる音が食堂の響く。





闇が晴れると全身黒い服を纏い不快感を煽る薄ら笑いを浮かべた男が佇んでいた。



「レイっ!レイ!レイレイレイレイレイレイレイレイ・・・」


聖霊覚束ない足運びで男に近づいていき男の胸に顔を埋め何度も何度も何度も名前を呼び泣き叫ぶ。次第に男の表情がやさしげな表情に戻っていき聖霊の頭を撫でながら耳元に何かを囁くと聖霊がガクリと倒れこむがソレをお姫様抱っこで抱えながらこっちに近づいてくる



「すばらし」

ご主人が言葉を言い切る前にガイアスの本気マジパンチを顔面に2発、胸部に3発くらい壁を突き破り廊下へと転がる


「家族と成るものを死に陥れようとするなど許されることではないぞ。」

混沌の所以の光と闇の混合属性魔法を展開しながら歩くガイアス


「ウチも今回は許せる範囲超えたわーええ加減にせぇよ?」

心無き殺戮神デウス・エクス・マーキナー3体に魔力供給しながら魔銃を向けるルーイン


「・・・」無言で弦付き毒付き千本を6本構える飛燕


「流石にコレはおいたガ過ぎるンじゃナいかナ?ご主人」

愛刀に手を掛けていつでも首を飛ばせるように準備する僕。






「ふむ。コレは分が悪い、ここは素直にしておこう。レイ、リア、すまなかったな」

素直に頭を下げるご主人。だけどずっと旅に同行してた僕には分かる。


「反省シろこノ糞主【飛閃】」

氣で身体強化、刀身強化で切断能力を上昇させ高速で切り抜き剣閃を飛ばす。

首を落とすつもりで放ったが全て手刀で防がれた。



「防いだカ!!首落としテやんヨォォォ!!ハハッ!ヒャハハハ!』


ああああああああああああ楽しい楽しい!!もっともっともっと!きりあおう!!!!





「【神氣流―神殺式八ノ型―夢幻】」




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