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片4。

作者: 破魔 七歌 
掲載日:2023/02/07

暗闇の雲

末世界コノヨに立ち込める暗雲

日常を現実リアルと呼ぶ錯覚

何も言わない空が

未来時間軸アルトキ

それを産み落とした

巨大な雲の谷間の分娩台

積乱雲スーパーセルから顔が覗く

巨人機体ウルトラノヴァ──、そう呼ばれた

黒煙の竜巻が無人の大洋を逆巻き荒ぶる

黒体の頭部に月光の眼差しが開闢かいびゃくする

かつての古代人ソフィストたちはそれを神とも天とも呼んだ

万物の頂きにも登る深淵の憧憬

突如として現れた亡霊海域バミューダトライアングルより放射される結合中心点コアポイント

西暦より数えて2000と幾年月

異能者シックスセンスにしか視えなかったそれが

災害級の大津波タイダルウェイブ大地震ギガクエイクを従え

飛来した地球外次元惑星捕食者スターデスイーターとともに目覚める終末世紀トキノハジマリ

それでも夢追い人たちは地表チジョウに生きていた──

──それから、

ある離島の海域での民話ムカシガタリ

晴れわたる空に浮かぶ幾千年後の創世記の物語


「ねぇ、みてみて、シュナ!」

「んだよ、ミナ? 巨人機体デクノボウのことかよ」


大人たちは皆、18の歳を迎えるころには星戦士スターソルジャーと呼ばれ

海洋をまたぎ大陸へと襲来する惑星捕食者スターデスイーターを討つべく

自らの身体の一部を古代文明アトランティスより抽出オーパーツ化された機械模倣ギミックを纏わせジユウイシヲソンチョウすることが

大人への通過儀礼となっていた未来時代マクアケノトキ

まだエイコ文明残存セイスイする高校ハイスクールに通い始めた15歳の幼い二人が

腐敗した捕食者デスイーターたちのシカバネ横たわるかつての砂浜オモイデに座り語らう

未だ堕ちない巨人機体イツワザルモノの頭部が白い雲間から逆さまに覗いて映る水面と渚


「世界ってさ、いつ終わるのかな……」

「んだよ、らしくねぇな」


人々が絶望に暮れる終焉オワリなき戦闘タタカイ

せめて人らしく生きようと最期の時を未来コドモタチに託す


巨人機体デクノボウ憑依エンパス出来りゃ、世界を救えるんだろ?」

「だね。けど──、いったい、誰が? 誰もいなかったじゃん。救世主メシアでさえ……」

「チッ……!」


戦闘ラグナロクは、機械ギミック化された大人たちの運命

無尽蔵に現れる未体ミゾウノ生物に命が尽きる


「アイツらの目的ってさ、なんなんだろ? なんで現れたの?」

「さぁね? 巨人機体キボウノヒカリを喰いたいんじゃね?」

「趣味悪いよね」

「まったく……」


かつて、地球外次元惑星捕食者スターデスイーターとも呼ばれた先史時代トキノカナタ

人々の悪夢を型取り具現化して二次元の彼方カナタより超越して現れる生命体ソレ

人類はその灯火を、風前にして終息オワリノトキを迎えようとしていた


「なぁ、ミナ。二人ならアイツら──、殲滅タチムカウコト出来るんじゃね?」

「な、何!? きゅ、急に、シュナ……。えと。融合プロポーズ神話ミソロジーの伝説?」

「そ……。救世主メシアは独りだった。けど、俺たちは二人」

「え──?」


かの言い伝えはマコトフルク

創世主ホーリーホック言葉コトノハを聴く

古来ミライビトが眠るココロの底

古代人アトランティスの放つデンショウ

赤と青の心臓トモシビに震え

巨人機体イツワザルモノネムリより呼びかけられし時の声

光朽ちても

生まれゆく一握の砂粒キボウ

星の涙も

月の雫も

時の遡ることなく

ひと息つく間さえなく

命震え

御霊タマシイ震え──、


「おぃっ! しっかりしろ、ミナ!!」

「──え? あ……。ご、こめん。シュナ」


空より堕つる神体ミカミに乗りて

星の命も民も愛しきものたちを許す限り時の流れる懐にて大空を舞う

少女と少年の合わさる機体キボウノヒカリ

欠片満つる潮の砂浜

足もとの月の漣に映る影

覚醒者トキツグルモノ

巨神光霊──、クロノクロノス。

運命は螺旋を描く

















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― 新着の感想 ―
[良い点] こー来たか!? ヤリやがったな!wwwwww よきスパロボ系アンサーポエムですた♪
[良い点] 厨二感がほとばしって大変良きかと! 漢字にカタカナで読み仮名つけるの大好きです!
[良い点] 続き書いてくれそうな気がしましたが~…壮大になってらぁ(笑) おいおい、まさか私にこの続きを書けってぇんじゃあないでしょうね~…^_^; 無理ですからな!?(笑)
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