逡巡のなか石橋を叩いて渡るつもりで時流に乗り遅れる
弱音トーク
いま書いているこの話は、面白いのだろうか。
たぶん、物書きならだれもが一度は思う疑問ではなかろうか。
なろうに投稿し始めてそろそろ一年になる。
その前にアルファポリスに投稿した。つまりあっちは既に一年経過。
わたしもお話を書いてみようと思い立ってから、あんな話を書きたいとかこんな風にしたいとか。
こんなヒーローを描きたいとか、あんな主人公にしたいとか。
自分は異世界恋愛を描きたいので、どんなときにトキメキがあるのかそれを考えたり。キュンはいついかなるときに訪れるのかとか。やっぱりヒロインがしっかりしてないとね! とか。
妄想逞しくして、あれやこれや積み上げて考えて。
これは面白いぞ! と思いながら書き進めてきたはずだったのに。
いつの間にか、なんだか分からなくなってきて。
こんな話、需要があるのか? 読んだ人が面白いと思うものなのか?
そんな疑問が湧いたら、途端に筆が鈍って。(正確に言うならタイピングの指も止まって、かな? 私、パソコン派。フリックでは書き込み遅いゆえにスマホではメモる程度)
なんていうのかな、書きあぐねている? といった感じ?
こういう種類の悩みは、もしかしたら一年経過したからこそなのかもしれない。ありがたいことに、拙作を拝読していただき、意見を貰え、より良いモノを書きたいと思った。
人の目が気になり、欲に取りつかれた感じ。
そんなこんなで途中までしか書いていない話が3本ある。orz
3本もなのか、3本しかなのかは分からないけど。
今までの傾向からすると、私的にすごく珍しい状態である。
連載でも短編でも、その話に関わったら書き切るまでそれだけに集中していたから。長編執筆途中で気晴らし短編を書くことはあっても、ここまで纏まらないなんて初めて。
たいていは題名まで決定したら投稿したのになぁ。
恋愛ものをメインにしているけど、恋愛ものって、わりと旬というか流行り廃りが顕著な気がする。
だからウダウダしている間に、旬を逃している気がしてならない。
でも見切り発車で投稿しても、後悔しそうな気がしてできない。せめて、ちゃんと終わり方を決めてからでないとなぁと思う。
そんな考え方だから、20万文字以上のお話が書けないのだろう。(私的には10万文字以上を長編だと認識しております)
私的最長連載の『王女殿下のモラトリアム』(約18万文字)は、書きながら辛かった(物理)。毎日更新しようだなんて、なんて無謀なことに手を出したんだ俺! と泣き言を云いながら書いた覚えがある。
途中でぎっくり腰やっちまったのも理由。ぎっくり腰ってフリックでさえ腰に響く動作なんよ? ティッシュを引き抜く動作(手首をクイッてする動き)でさえ、躊躇われるのよ⁈
書きたいのに腰が痛くて座っていられないってなにっ⁈ ちゃんとした椅子が欲しい(切実)(今はクッションでなんとかしてます)
あら? 『毎日更新』にしなければいいのか? 一休みしながら書けばいい?
世の中にはすべて書き終えてから投稿する作者さまもおられるとか。
すべて書き終えて放置し、時間をおいてから投稿する作者さまもおられるとか。
解らなくもない。
いったん放置して冷静になると、誤字脱字が見えてきたりもする。もうひとつふたつ、エピソードを足したり出来るし。
不思議なことに執筆中って誤字が見えないんだよね。その文章に慣れて正しい形に脳内変換しているせいらしいけど。
短編ならいざ知らず、長編を全部書き終えるまで投稿しないでなんていられないなぁ……。10話くらい書き貯めたら投稿しちゃうなぁ……。
(ちな、私的には1話2千文字くらいを想定しているので2万文字くらいで投稿している、ってことですな)
投稿する時のマイルールは『終わり方が決定したら』。例え最後まで書き終えていなくても、終わり方が決まっていれば投稿してましたね。
いま抱えているお話は終わり方が決まっていない。おかげで(?)図らずとも放置状態。読み返す度に誤字発見してエピソード足してます。とほほ。
でも放置している間に旬を逃しているよなぁと思う。
とはいえ、旬ってなによ。どうせ拙作はどこか裏通りというか、王道でありながらいばら道といういうか斜め115度辺りをウロウロしているのですよ。流行り廃りなんてよく解らないですよっ
あぁ、どうしたものか。
完全迷子状態で挙動不審だ。
『こんな話、需要があるのか? 読んだ人が面白いと思うものなのか?』という疑問。実に贅沢だ。考える前に書けよと自分に言い聞かせ書くべきだ。
でも。
図らずとも放置状態だけど、困る人はいない。だって、わたしの投稿した作品って一応全部完結話ばかりなんだよね。『続き、まだぁ?』って思う人はだれもいない。
未発表のお話が放置状態でも、わたしひとりがウダウダ困るだけで。一人でエタっているだけならだれにも迷惑かけていないよね?
わたしがここでエタニティ&フェードアウトしてもいいんんじゃない? 作家的エタ。
……なんて悪魔の囁きも聞こえてきたりして。
来たる7月31日。
もうすぐなろう一周年。『投稿済のお話はすべて完結している』というのが、現在唯一誇れる美点だと思っている。今投稿すると、その唯一の良点が無くなりそうで(/ω\)イヤン
弱々でゴメンナサイ
私的エッセイすみません。なんか吐き出したかった。