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マダムの助言

作者: 雷ライ

浮気ばかりする彼氏に疲れている女性が元プレイボーイの旦那さんを持つマダムに恋愛相談しています。


会話のみです


一応交互に話しています。


女性の彼氏が浮気の常習犯です。

マダム個人の意見です。



なんでも大丈夫という方のみお読みください。



「あらあら、それは彼氏さんが確かに悪いわね」

「そうですよね!ご飯作って待ってたんですよ、いつ帰ってるかなぁって。それなのに急にいらないとか、知らない香水の香りつけてかえってきたり、街中で知らない女性と手組んでたり」

「そうね、嫌だったわね」

「すごく嫌でした」

「それ、彼に言ったことある?」

「へっ?」

「彼に自分の気持ちを伝えたことある?

嫌だって、やめてほしいって」

「…………ありません」

「それは良くないわね」

「どうしてですか、浮気する方が悪いんです」

「えぇ、確かに浮気をする方が悪いわ。

でもね、自分の気持ちを伝えないのも恋人としてはダメなのよ」

「…………」

「貴女の彼は元々女性関係が派手だったんじゃない?」

「そうです」

「ふふっ、なら余計自分の気持ちを伝えなくてはダメよ」

「……どうしてですか?」

「だって彼、きっと正しい恋人との付き合い方なんて知らないわ」

「……今までいろんな女性と付き合ってきたのに?」

「知らないわよ、きっとね」

「……どうしてそう思うんですか?」

「私の旦那がそうだったからよ」

「?旦那さんマダムにすごく一途そうでしたよ?」

「あら、ありがとう。えぇ、とっても大切にしてくれているわ。でもね、付き合い始めた当初は浮気もするはすぐ女の子口説くわで殴ってやろうかと何度も思ったわ」

「過激ですね」

「それぐらいじゃないと分からないのよ。愛してるのよ彼を。他の人と共有なんてできないし、独り占めしたいわ。だから伝えたのよ、女の子と遊ぶのも挨拶のように口説くのもやめてくれって」

「……旦那さんはなんて?」

「怒ってくれてたのか?悲しでくれてたのか?ですって」

「エッ?」

「何を当たり前のことをと思うでしょ?でもねそのとき気づいたの。いつもね、しょうがない、いつかはやめてくれるはず、彼に嫌われたくないって、嫉妬していることを隠して、泣いていることを隠して自分が理想とするイイオンナを演じていたの」

「イイオンナですか」

「えぇ、ワガママを言わない。怒らない。彼の行動に口出ししない。大人しく穏やかに帰ってきた彼を癒せるような女性にって」

「いいことじゃないんですか?」

「いいことだと私も思っていたわ。でもね、逆の立場だったら?」

「逆の立場……」

「自分が他の男性と遊んでいてもいつも微笑んでいる。怒らないし悲しみもしない。私って本当に愛されてる?ってならない」

「…………なります」

「浮気する方が悪いのよ、それは確かだわ。でも、せっかく話せるのだから伝えたもの勝ちよ。どんなに愛し合っていても彼と私は育ってきた環境が価値観が違うわ。それに自分の愛した男はそんなのも受け止められないぐらい器の小さい男ではないわって思わなきゃ」

「…………怒られたり嫌われたら」

「そのときは捨ててあげなさい。要らないって」

「……愛していても?」

「愛していてもよ。自分が幸せになれないでしょ?」

「……なれません」

「ねぇ、まだ彼を愛しているなら、相手に一度だけ伝えてあげなさい。私は幸せになりたいのって、今の貴方とだと幸せになれないって」

「……嫌われるかも」

「いいじゃない、一度捨てると決めた男でしょ?それで嫌われたり怒られたり、理不尽なこと言われたらそのときは彼への愛ごと捨ててしまいなさい」

「…………」

「直接会いたくないら、電話でもメッセージでもいいと思うわよ。貴女はきっと今のままだと彼のこと引きずると思うわ。区切りをつけなさい。自然消滅と一方的は別れはダメよ、両方に未練が残るからね」

「………………わかりました」

「ひとつだけ忘れてはいけないことがあるわ」

「忘れてはいけないこと?」

「浮気や不倫はダメってことよ」


マダムはにっこりと笑って言った。



マダム個人の意見です。


浮気不倫はダメです。


マダムは旦那と仲良しですが今でも派手な喧嘩を月一でします。他人ですから。



女性が彼氏とどうなるかは作者にもわかりません。


女性の幸せを願います。



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