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5―尋問始まりました

いよいよ始まる尋問編

意外と長くなったので分割します

室内は蝋燭のオレンジ色のやさしい明りが部屋を包み込んでいる。


その部屋の中には人影が4つ机の近くに密集している。


なんで成人男性しかも身長180cm越え3人に囲まれて持ち物の用途について説明しなきゃいけないんだろうとここに来るまでのことを思い出していた。


美羽はまず牢でのんびりとお休みをしていたところ突然今まで来ていた丸顔の兵士ではないちょっとチャラい感じのウルフカットの赤髪で唇がセクシーな兵士に今日は団長から直々に尋問を今からやるから起きて準備してといわれてもう少し出たかったと思いながらも牢から出る準備をのろのろ始めた。


赤髪のセクシーな兵士さんに案内されながら牢に連行されて以来外に出ていなかったので美羽は城の様子すべてが珍しそうに周囲をキョロキョロ見渡しながら前の後をついてチョコチョコ歩いていた。


後からその様子を隠れて見ていた丸顔の兵士カイルは迷い込んだ小動物が好奇心を抑えられずあたりをせわしなくうかがう様子みたいでかわいかったと周囲に言っていた。


そんな風に10分ほど廊下を歩いていると、やっと目的の場所についたのか歩みが止まった。

エスコートするようにここまで案内してくれた兵士が美羽を部屋の中に導いてくれた

「どうぞ、お姫様」


「はい。案内ありがとうございました。」


部屋に入ると蝋燭で照らされた机と椅子が一脚あり、入ってすぐの右隅には食事をいつも持ってきてくれる丸顔兵士がおり、部屋の奥の右隅には美羽を牢に入れるよう命令した黒髪・青目の例のイケメンがいた。しかしその反対の左隅は黒いローブをかぶった顔が一切見ることができないいわゆる魔法使いと呼ばれる人の格好をした人物がいました。その人はなぜだか私が動くたびにビクビクと震えていました。

不思議に思いながらイケメンに椅子に座れと言われたので大人しく椅子の座りました。


眉を顰めながら黒髪・青目のイケメンが美羽に話しかけた


「今日は君になぜ噴水の上にあった黒い渦から出現したのかということと君が持っていた所持品の使い道についてこれから尋問を行う。自己紹介が必要とは思えないが私は聖騎士団総団長キールだ。君に食事を持って行っていたものはこちらのカイルで奥に居るローブをかぶった人物は魔道士だ。こちらは君に紹介する必要がないため割愛させてもらう。下手なまねはしないことだ、我々が動けなくてもこちらの魔道士が我々の代わりにすぐに君を拘束することができる。」

紹介されたカイルは人のよさそうな笑みを浮かべてこちらに心配いらないよと美羽に小声で言ってくれた。

相変わらずローブの人物はプルプル震えていたが。


「はい、分かりました。では何から話していきましょうか?」


覚悟を決めて無実なのを認めてもらうチャンスだ頑張るぞと思い美羽は机の下でこぶしをギュっと握った。



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