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3―放置されてました

今回やっと黒髪・青目のイケメンの名前が発表されます。

もう一人の人物も出てきて名前が出ます。ちなみにイケメンではありません。

ピチャン、ピチャン



はじめまして、前回牢?に連行されてしまった私高島美羽です。牢に連れてこられて3日過ぎました。しかしあの時私を連行しろと言っていた黒髪・青目のイケメンはあれ以来会っていません。牢の中は、簡易なベットと外から顔が見えてしまいますが、ドアのある洋式のトイレがあるので寝れないだとかという問題はありません。食事などを持ってきてくれますし飢えなどはないのですが、さすがに女の子なのでお風呂に入りたいです。でも私囚人みたいだし我儘なんでしょうか?


カツーン、カツーン、カツーン


足音が聞こえますね?誰かいらっしゃったみたいですね。グゥーーそろそろお腹が空きましたしお昼でしょうか?


「おい、飯を持ってきたぞ?」

ガチャン

おいしそうな香りがするパンとスープがトレイの上に載っています。この兵士さんはいつも食事を持ってきてくれる丸顔さんでやさしいです。

「はいっ、ありがとうございます。ちょうどお腹がすいていたので」

美羽は両手を合わせていただきますとしてから大きく口をあけてモグモグとそれはおいしそうにパンをちぎって食べていた。


カチャカチャカチャ


「ふう、ごちそうさまでした。いつもありがとうございます。あのー私いつまでここに居なければいけないのでしょうか?」


「悪いな。俺は団長からの命令で食事を持ってきているだけだからな。」


「そうなんですか」

そろそろなぜか捕まる直前に没収された荷物とかが無事か気になりますし。

ここがどこだか気になりますし、ここに来てから質問にきちんと答えてもらえないことが多いですし。


「じゃ、空いたトレイを下げるぞ。」


がちゃ、がちゃ、かちゃ

「はい、ごちそうさまでした。」

もぞもぞもぞ

ポスン

では暇なのでちょっと硬いですが簡易ベットで寝ますかね、やることないですし。おやすみなさーい。

グゥ



木製の扉の前に先ほど美羽に食事を与えた丸顔の兵士が緊張した面持ちで立っていた。

コンコン


「すみません、報告に上がりました。」

少しの沈黙の後に返事があった。

「入れ」


ガチャ


「申し訳ありません。牢に入れて居る少女のことなんですが、抵抗もしていませんしそろそろ解放に向けて尋問をしたほうがよろしいかと思いまして。」


部屋にいた人物は今まで机の上に置いてある書類から目を離さなかったがその言葉に顔をあげた。


「毎回食事を持っていくことで情でも湧いてしまったのか?本性を見極めるためもっと放置しておきたかったのだが、副団長のお前がそんなではいけないな。わかった仕方がないな、書類がある程片付いた夕方にでも尋問を執り行う。お前はその様子だと尋問に立ち会わないと私が何をするかわからないから神秘といった感じだな。お前も尋問を行う準備をしておけ。」


「・・・・・わかった、キールお前は少し過剰になりすぎじゃないか?あの少女が間者の類ではないことはわかるだろう?」


がたっ


「カイルお前だって今の時期が皇帝にとってどんなに大事な時かわかるだろうあの少女が油断させて我々を攻撃するかも知れないじゃないか?お前が情にほだかされて皇帝に何か危険が及んでからじゃ遅いからだっ。」


怒りがいつもは表情がない人物には思えないほど顔いっぱいに出ており頬も紅潮して叫んでいた。


「すまん、お前には失言だったな。では夕刻に尋問を行うことを少女に伝えておくよ。」

カイルと呼ばれた丸顔の兵士は本当に申し訳なさそうにすまんと謝ると


「あぁ、怒鳴ってしまなかったな。頼む。」¥

こちらの青年の少し居心地悪そうに謝罪した。


こうして美羽がお腹いっぱいで昼寝中の間に黒髪のイケメンとの尋問が決まった。





丸顔の兵士はカイルさんです。副団長で行き過ぎた時のブレーキ役苦労人が報われるかはわからない。


さぁ、イケメンさんの名前はキールでした。

次は、尋問シーンです。

頑張ってゴリゴリ書きます。

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