005 次に仲間にするのは
土壌問題改善に向かいつつある今、レンリーは次にどのような仲間を増やすか悩んでいた。
「前世の知識だとゴブリンやスライムが良いんだけど...」
前世で読んだ小説では、ゴブリンは手先が器用で力もある。
スライムは余分なものを吸収する、言わば掃除屋みたいな扱いも見たことがあるが、この世界のゴブリンはそこそこ強く、大きな集落ができると王都から騎士が、集落近辺にある貴族の私兵が対処するほどである。
スライムは酸性が強くまともに相手にできないと聞く、こちらはそもそも数が少ないらしい。
「野菜はこれから作るから卵がいいな、そうと決まれば父様に相談だ」
「父様ヘンリーです少しお時間よろしいでしょうか?」
執務室の扉を叩き返事を待つ、しかし中から返事がない。
「父様?入りますよ?」
扉を開けようとしたその時後ろから、
「ヘンリー執務室の前で何をしているんだ?」
父様がやってきた、どうやら席を外していたらしい。
「いえ父様にご相談がありまして、少しだけいいでしょうか?」
「子供の相談に乗らない親がどこにいるんだい?」
父様は優しく微笑みながら執務室の椅子へと僕を促した。
「して、相談とはなんだろう」
「新しい魔物をテイムしに行きたいのですが、この辺りに卵を産む鶏型の魔物は居ませんか?」
「鶏型...そう言えば森にリトルシャモが居ると報告にあったな」
「森ですか...父様行っては行けないでしょうか?」
父様はしばらく考えていたが。
「家のオノダスと一緒に行くなら行ってきてもいいよ」
オノダスとは我が家の騎士である、剣より斧の扱いが上手い。
「わかりました明日森へ行くこととします」
父様に別れの挨拶を済ませ執務室を出る
明日は森だから早く寝ないといけないな。
その日は特に忙しくすることもなくホルミに魔力を与え就寝した。




