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003 最初のテイムモンスター
屋敷に帰った僕はさっそく、屋敷の裏庭で最初の「仲間」を探すことにした。
見つけたのは、庭の害獣として嫌われている【アースラット(土ネズミ)】だ。
(彼らの『掘る力』は最高の土木リソースだ……)
僕はスキルを発動し、彼らの意識に語りかけた。
「ねえ、お腹いっぱいのご飯(魔力)と、天敵のいない寝床を約束する。その代わり、僕の仕事を手伝ってくれない?」
すると暫くアースラットは迷う様子を見せたがテイムが成功する。
驚いたことに、前世のマネジメント経験のせいか、魔物の【得意・不得意】がステータス画面のように詳細に見えた。
アースラット(♀): 掘削能力が高い。
「君は掘るのが得意なんだね。」
(アースラットの名前を考えなくちゃ、略してアースラは夢の国のタコの人、ネズミ土...ネヅ...鬼退治しそうだしだめ、掘る女の子ホルミ?)
「決めた今日から君はホルミだよ!よろしくね」
僕は彼女に無理をさせないようにし、父様の悩みの種だった「痩せた土地の改善」に着手した。




