表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元ペットショップ店員、過労で異世界転生貴族三男  作者: 八木遊人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/5

001 こうして俺は異世界へ

初めての投稿になりますので拙い部分もあるとは思いますが御付き合い頂けたら幸いです

2週間に1話ペースで投稿できたらと思っています

深夜の静寂と、冷たいタイルの上で午前2時。

終らない書類とパソコンのモニターが俺の視界をチカチカと焼いていた。


「……あと、15頭……」


俺は、泥のように重い腕を動かし、ケージの清掃を続けていた。このペットショップ『アニマル・ハピネス』の実態は、名前とは真逆の地獄だ。慢性的な人手不足。店長からの「生き物を扱っている自覚を持て」という呪文のような言葉を盾にした、サービス残業の強制。

ここ数ヶ月、まともに太陽を見た記憶がない。


ふと、足元にいた売れ残りの老犬と目が合った。

「お前も、疲れたよな……」 そう呟こうとした瞬間、心臓が跳ね上がった。


バクン、という暴力的な鼓動。 指先の感覚が急速に消え、視界が急激に狭まっていく。手に持っていた消毒液のスプレーが床に落ち、乾いた音を立てた。


(ああ……これ、マズいな……)


倒れ込む直前、俺が最後に思ったのは、自分の身のことではなかった。明日、この子たちに誰がご飯をあげるんだろう、という、職業病じみた懸念だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ