6章
暑さから始まる
一日がかりの大騒ぎ
シャントの管理の他に
やる事がある
血行を良くするクリームを塗り
血管を撫でるようにマッサージ
これを続けることで
血管が太くなる
早い段階でシャントを作ったのは
血管を育てる時間が必要だから
ある暑い日
我が家にはクーラーが無いので
しんどくてしょうがない
夜になってもまだ暑い
寝ようたしたらた時、軽い吐き気がした
吐いたら楽になると思い
コップで2~3杯水を飲んだ
しばらくして
吐き気が強まったのでトイレへ
スッキリしたので寝ようとしたら
少ししてまた吐き気が
お腹はカラのはずなのになぜ?
とにかくトイレで吐いてみると
トイレが真っ赤になった
血?それもこんなに!?
その後、何度もトイレで吐血
体の血全部出るんじゃないか
そう思うくらい血がドバドバ出た。
何度目かの吐血の後
(また出るだろうから
もう1回吐いてから部屋に戻ろう)
と思ってトイレの前で待機
予想通り再び吐き気
吐いた後、部屋に戻ろうとした
ガサッ
ビニールの感触
(あれ?ここ廊下?)
廊下に置いてあったまとめた古新聞
それを枕に膝立ちの体勢になっていた
また意識を失ったらしい、
吐きすぎて血が足りなくなったのか?
とりあえず吐き気は止まったので
寝ることにした
~翌朝~
目覚めてすぐシャントを触ってみる
…………?何も感じない
いつもなら軽い振動を感じるのに
まさか……………シャント止まった?
大慌でシャントを作った病院の
緊急外来へ
腕のマッサージを受け
かすかに血の流れが戻った
念の為かかりつけ医にも
行くように言われ具合が悪かったが
かかりつけ医に所へ
かかりつけ医でもマッサージも受け
今度は隣の市の病院に行く事になった
具合が落ち着いたので
待合室のウォーターサーバーで
水を飲んでから向かった
隣の市の病院の受付に着いた時
吐き気がしてしょうがないのでトイレへ
[嘔吐、ゲロの人はこちらへ]
専用のトイレに吐くと
真っ黒な水が出た
どうやら黒い粉の様なものが
混ざってるみたいだ
それでも具合の悪いのは収まらず
この病院で手術を受けることなった
血管に風船を入れて膨らませる手術
短時間で終わり抜糸も不要
手術後帰宅しても具合が悪いので
内科に行こうとしたが
休みなので最初に行った病院へ
診察の結果
ナトリウムが足りないということで
点滴を受け
具合は良くなった
はずだったのだが……
まだ終わってはいない