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病記  作者: バズ
4/7

4章

いよいよ手術

普通の血流の強さでは透析出来ないので

腕の静脈と動脈をくっつけた

『シャント』を作らないといけない、

その為に市内で

大きさで1、2を争う病院に

何度も行くことになった

シャントを作る前に検査が必要だからだ

検査を終えてから

お菓子の摂取量が増えた

必要カロリーが増えたことに加え

タンパク質の摂取量も制限されたため

食事だけではカロリーが足りず

低タンパクのお菓子で

補わないといけなくなったから


後日入院、翌日手術

手術当日検査を受けたのだが

医者が何人かいて

「この人の場合

わかりやすい血管だから…」

なんか…教材扱いされてない?

まぁ別にいいけど、

点滴しながら手術室へ

この入口の大きな自動ドアを通ると

複数の手術室が並んでたが

(ホテルの厨房みたいだな)

とか思いながら奥へと進む

途中ドア開けっ放しの手術室が

(開けてていいの?)

で、手術を受ける部屋は

広い…2人まとめて

手術出来るくらい広い

というかその為の広さなんだろうけど

ベットに横になり足に血圧計が巻かれた

ぷしゅー

膨らみ始めが気持ちいい血圧計だ

シャントを作る左手に

ペタペタなんか塗られてる…

見てみると

「あ、目に入ると危ないので

そっち向いててください」と

顔の向きを変えられた

ちょっとだけ見えた左腕は

まるで血まみれ

消毒液なんだけど色が赤茶なので

返り血を浴びまくった人みたいに…

手術自体は麻酔をかけられたので

痛みはない

「頑張りましょうね」とは言われたが

特に頑張るところは無い

左側に目隠しがあるので

左腕に何されてるかは見えない

「…ブルドッグを…」

(ブルドッグ?)

後で調べたらそういう名前の

器具があるらしい

このまま何も無く終わるかと思ったら

!?

急に痛みが走った

「今、血管を拡張してますからね」

キャップを着けた鉛筆のような

形状の物体がねじ込まれている感覚

それが麻酔の範囲を越えたらしい

で、手術終盤

「血が流れない」

「細い血管切ってみるか」

それでも血は流れなかったらしく

結局血の流れを良くする薬を投与して

様子見となった

半分に切ったパイプのような

器具をつけられ車椅子へ

点滴がぶら下がった柱のグリップが

ハンドルみたいでまるでカート状態

コントロールするのは

ハンドルの方だけど

……頑張るのはむしろここからだった

車椅子に座ってまもなく

気持ち悪くなってきた

徐々に気持ち悪さは増していき

一刻も早く横になりたかった

ようやくベットに戻ると

また首の後ろが汗で濡れていた

横になってたら楽になったので昼食

透析患者用と聞いてたので

薄味のたいして美味しくないものが

出るかと思いきゃ

味自体は普通の食事と変わらない

特に低タンパクご飯は

おはぎみたいな食感で結構好き

ただ噛み過ぎると粉になるし

普通のご飯より茶碗にくっつくけど

左手が曲がらないので

ご飯はミニおにぎりになっていた

こうなると完全にアンコの無いおはぎ

その後一晩様子見した結果

シャントに血は流れなかった

手術自体は成功

問題があったのは血管の方

かゆくてよくかいてたせいで

血管がダメージを受けてたらしい

結局予定を早めて翌日退院

翌月再手術となった


失敗しても痕は残る

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