18:乗馬
お嬢様らしさを損なわない健康的な野外運動ということで乗馬を習えないかなと思って訊いてみた。もちろん思惑はあるよ。お馬さんごめんね。乗馬服でお馬さんにまたがって、おトイレに行きたくなったけどお嬢様だから言い出せなくてお手伝いなしで降りるのが怖くてもたもたしてるうちにおズボンの内股ぐっしょり・・・をね。
なんて考えてたら女の子は乗馬してもいいし乗馬服も無いわけじゃないけどそれなりの家の未婚のお嬢様は鞍を跨いで乗るなんてもってのほかでサイドサドルで乗らなきゃいけないんだって。『馬に限らず”跨がる”のは性行為の暗喩ですから女の子がお馬さんの背を太股で挟むように乗るのは”私は処女じゃありません”って言ってるのと同じですから』って言われちゃった。
そして殿方と2人乗りで乗馬する際はその乗り方で色々な意味になるのでお気を付けくださいと注意された。
若い女の子が男の子と2人乗りでお馬さんに跨がって乗るのは女の子の”この男は私の物よ。もう体で捕まえちゃってるんだから手を出さないでね。”というアピールでもあるらしい。逆にいいとこの奥様が旦那様の後ろに横乗りで乗ってるときは”この男は私の物”アピールをしなくてよい立場が確立してるから逆に”私は性的欲求不満はありませんから浮気を誘っても無駄よ”っていうメッセージになるんですって。
あと、乗馬技能を持ってるメイドさんは滅多にいないので見かけることはまずないけれど、『え、そうなの?』って思ったのはメイド服のメイドさんがうちの弟くらいの歳のお坊ちゃまを前に乗せて馬に跨がって手綱を握っていると『私はこのおぼっちゃまの夜伽役を承っているメイドです』っていう意味になるんですって。
うーん、奥が深い。
ところで、『お馬さんは人間よりも1,000倍くらい鼻がよいので、乗馬の練習をするときは出来れば前の晩は湯浴みをして体に付いた色々な匂いを落とし香水を付けずに来て下さいね。お馬さんは匂いで人を覚えますから。』って言われたんだけど、それって乗馬のときに乗馬服のズボンの内股ぐっしょりをやっちゃうとお馬さんにこの人はおしっこの匂いの人だって覚えられちゃうってこと?それはそれでなんだか嫌だなぁ。
前にも書きましたけど、R18になっちゃわないようにストーリー構成するのに悩みながら書いてます。投稿間隔が開いてしまって申し訳ないです。
9/5:読みやすさ改善のため改行を1ヶ所追加。『』での括りを1ヶ所追加。




