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NONEED(仮)  作者: 冬陽光
1/6

プロローグ

初投稿作品です。下記ながら修正していく部分もあると思うので、多めに見て頂けると有難いです。

この世界に漂う”魔素”とは何か?


それに対する明確な答は今のところ出せていない。

量の多寡はあれど、遍く生物がこの魔素を吸収し、自身の中で”マナ”に変換することで、生命の維持、もしくは、我々が魔法と呼ぶ現象を引き起こすこのエネルギーは一体何処から発生し、何をもたらしているのか。


原初、生命の始まりには、生物と魔物の区別は存在しなかったとされる。

空から飛来した石についていた微生物が始まりというものもいれば、神が生命の形を与えて作り出したというものもおり、その真偽は定かではない。


ただ現在、我々はこの世界で発生し今日まで進化を遂げた我々のような生物同様に、有機物で構成された身体を持ち、その体内大量のマナ(魔素の供給が絶たれれば維持できないほど)を含む生物を総称して”魔物”と呼んでいる。


しかし、あらゆることに例外が存在するように、この魔物の定義にも例外が存在する。


ゴーレム、スライム、スケルトンやゴーストといった、

明らかに生物ではない身体を持つ”魔物”の存在である。


これらのモンスターは我々の定義するところの生物ではなく、

また、その発生条件においても生物の誕生とは言い難い条件での発生が確認されている。


(スライムは魔素の濃い空間に一定量の水を一定時間置くことで発生し、スケルトン等においては生物の遺骸を、ダンジョン等の魔素的特異地域に一定時間置くことで、その遺骸を依代として発生することが確認されている)


これらはもはや生物ではなく魔素による現象とも言えるものだが、そこから生まれる魔物たちには明確な生存本能や防衛本能(場合によっては闘争本能)があることが確認されている。


つまり魔素とは単なるエネルギーではなく、

生きる意思そのものを対象に与えることが可能であり、身体にマナの含有量の多い冒険者や賢者に、平均より遥かに長命なものが多いのも、この影響を受けているものと考えられるが明確な関連性はまだ確認出来ていない・・・



ーーー王立魔導研究所 研究員 アルマ・ベクレール

『魔素と魔物の関連についての考察』より



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