第4話:死神
この人は信用していいの?
私はどうすればいいの?
小隊長『黙れ黙れ!(くっ!とはいえ魔術師相手では…)』
レオ『いくぞ!』
レオは手から氷を放った。
小隊長『くっ!足が…』
レオ『次で終わりだ!』
小隊長『クソ〜…』
小隊長は凍ってしまった。
ルナ『…』
…『全く使えませんね。人間は…』
白くて長い髪の男が立っていた。
全てを見通したような目…
レオ『なんだ?アンタは?』
…『君が凍らせた小隊長の上官ですよ。』
レオ『部下を大事にする上官だな。目的はなんだ?』
…『彼女を連れてくることです。君の目的はなんですか?』
レオ『こいつを守ることだ!』
…『初めてあったのに何故守るなどと?』
レオ『アンタに言う理由はない。』
レオは再び剣を構えた。
…『おしゃべりは終わりのようですね。』
その白い髪の男は、ペンダントを握った…
そこから光とともにその白い髪の男の手には大きな鎌があった…
ルナ『死…神』
…『フフフとても私にふさわしい呼び名ですね。』
レオ『それがお前の武器か…じゃあこちらから行かせてもらう!』
…『来なよ。まあこれたらね。』
白い髪の男は手をかざした。
地面からはたくさんの骸骨が現れた。
レオ『アンタも魔術師か…』
…『僕の名はスケイル…君はここで終わりだよ。』
骸骨がレオを襲う…
レオ『俺は負けない!』
骸骨を避けて無数の氷の槍を作りスケイルに放った。
スケイル『甘いよ。』
骸骨を地面から呼び寄せ氷の槍の盾にした。
そしてレオに斬りかかった。
レオ『痛っ!』
肩に鎌が刺さった。
ルナ『…』
どうして?
どうしてあなたそこまで?
初めてあった私のために…
なんでそんなに…
スケイル『次は首を狙うよフフフ』
スケイルは鎌をレオの肩から抜き、構えた。
レオ『…(くそっ!肩の出血が…)』
ルナ『負けないで…』
レオ『…!』
ルナ『負けないで!レオー!!!』
スケイル『無駄だよ。彼はもう…なんだ!?』
レオは体から光を放ち立ち上がった。
レオの周りには氷の柱がたくさんできていた。
スケイル『なんだ!?この魔力は?』
レオ『…』
再びレオは剣を構えた。
その剣の先端には氷の魔力で青く光っていた。