「そのウソほんと?」 「僕の半身」
「そのウソほんと?」
パパは ぼくのことが きらい
ママも ぼくのことが きらい
ぼくも ぼくのことが きらい
ともだちなんて いらない
ひとりぼっちでも だいじょうぶ
おばけ なんて いない
よるは こわくない
あさは ひとりで おきられる
トイレも へっちゃら
きらいなもの なんて ない
ぼくは そらが とべる
うみのなかで いきができる
きょうりゅうを みたことがある
せかいは たのしいところ
きみのことが すき
「僕の半身」
君は僕の半身
似てる僕たち
言葉を交わす
僕は君の半身
似ている僕ら
だけど一つには為れない
似てない僕たち
言葉を失くす
君はずっと君のまま
僕もずっと僕でいたい
光も影も
僕と君のこと