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第三章 ヒロインの登場


 そんなある日、王都に一人の少女が現れる。

 クララ=リュミエール。

 平民出身ながら聖なる力を持つとされ、人々に“光の巫女”と崇められる少女。

 彼女は誰に対しても優しく、笑顔を向ける。

 孤児達に歌を歌い、病人に水を届け、教会で祈りを捧げる。

 人々は彼女を“真の救世主”と讃えた。

 そして当然のようにステリアは“対照”として、悪役にされる。


「クララ様が寄付をすればステリア様はそれを潰す」

「彼女はクララ様の邪魔をするために生まれてきたのよ」


 ステリアは何も言わなかった。

 なぜならクララの光が疫病の神を刺激するからだ。

 神は“光”に反応し、暴れ出す。

 ステリアの身体が熱に震え、血を吐く夜が増えていた。


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