難い
息がしづらい 目の前が吹雪みたいだ
肺は冷たい 目も開けられない
だから
食べ物を口に入れたくない
テレビも観たくない
音楽も聴きたくない
全てを無視して生きたい
誰とも話したくない
人の笑顔も泣き顔も、見たくない
誰かの感情に触れたくない
自分の体内に、どの感情も入れたくない
なのに、世のため人のために、生きようとする
その自己矛盾がとてつもなく、難い
死のうと思えば楽なのに
なるべく遠くの棚に置こうとする
傍迷惑に曖昧だ
曖昧が難い 曖昧が難い
背骨が痛いな